2017年ドラフト1巡目全体6位指名でオーランド・マジックに入団したジョナサン・アイザックは、2019−20シーズンに1試合平均11.9得点、6.8リバウンド、1.6スティール、2.3ブロックと、NBA3年目で軒並み自己ベストの成績を記録した。しかし、1月1日(日本時間2日)の試合で左膝を負傷(過伸展)し、その後は長期離脱。再開シーズンで戦列に戻るも、復帰2戦目で今度は左膝の前十字靭帯を断裂する大怪我を負ってしまった。その怪我の影響で、まだ開幕日は未定だが、来シーズンは全休する見込みとなっている。 シーズン再開後の試合には大事をとって参加すべきでなかったという声もあるなか、『The Athletic』 の取材に対し、アイザックはこの選択を悔いることはないと語っている。 「振り返ってみて、復帰が早過ぎたとは思わない。準備はできていたし、自分の動き、プレイについて不安は全くなかった。映像を見れば、問題なかったことが分かる。身体は最高の状態で、これまでで最も高く跳べていたとも思う。だから、あのタイミングで復帰したことに後悔はない。スタッフを信頼し、最終的に復帰を決断したのは自分だ。そして、そうして良かったと思うよ」 長いリハビリが続くが、アイザックは現在23歳とまだまだ伸び盛り。故障以前も、ディフェンダーとして着実に名を上げ、課題のオフェンス面でも成長の跡を見せていた。来シーズンをプレイできないのはマジックにとって痛手だが、攻守に優れたリーグ最高峰の2ウェイプレイヤーとなるポテンシャルを秘めるだけに、万全の状態を整えたうえでの復帰を期待したい。