サンアントニオ・スパーズのデマー・デローザンは、今オフに去就話がヒートアップしている選手の1人だ。デトロイト・ピストンズ移籍の噂も取り沙汰されたが、本人はこれを完全否定している。 2009年のドラフト1巡目9位指名でNBA入りしたデローザンは、ラプターズで9年を過ごしたのち、2018年にトレードでスパーズへ。この2年間は名将グレッグ・ポポビッチが率いるチームのエースとして、平均21.6得点、5.8リバウンド、5.9アシストの成績を残してきた。 来季は年俸2770万ドル(約29億円)のプレイヤーオプションのため、契約を破棄すれば完全FA(フリーエージェント)になることも可能。シーズン終了前から、トレードを含めて様々な噂が飛び交っていたが、10月21日(日本時間22日)に『The Athletic』が公開したNBAエージェントのアンケート企画で、あるエージェントがデローザンに関してスパーズ残留にネガティブなイメージを抱いているという旨のコメントが掲載された。 「デマーはサンアントニオを好んでおらず、残りたくないようだ。もし(スパーズを)去るとしたら、ドウェイン・ケイシーがいるデトロイトになるだろう。元コーチとの関係は強いからだ」 2011~18年までラプターズのHC(ヘッドコーチ)を務め、現在はピストンズで指揮を執るケイシーHCのあとを追うのではないかという報道を受け、デローザンは自身のインスタグラムでこれを一蹴している。 「いつ俺がそんなふざけたことを言ったのか、思い出そうとしている」 ニューヨーク・ニックス行きも根強く囁かれているデローザン。今オフは実績十分の実力者として引き続き去就が注目されることになりそうだ。