ペリカンズ、スタン・バン・ガンディが新HC就任へ 本人も興奮「仕事を始めるのが待ちきれない」

ニューオーリンズ・ペリカンズの新HC(ヘッドコーチ)に、スタン・バン・ガンディ氏が就任したことが分かった。本人がツイッターでメッセージを投稿している。 「私はタレントにあふれたニューオーリンズ・ペリカンズに加わることに興奮している。選手たち、ベンソン夫人(オーナー)、デイビット・グリフィン(バスケットボール運営部門副代表)、トラジャン・ラングドン(ゼネラルマネージャー)に彼らのスタッフ、ニューオーリンズの素晴らしい人々とともに働けるのは光栄なことだ。選手たちと話し、仕事を始めるのが待ちきれない」 現在61歳のバン・ガンディ氏は、これまで2003-04シーズンから05-06シーズン途中までマイアミ・ヒート、07-08シーズンから5年間はオーランド・マジック、14-15シーズンから4年間はデトロイト・ピストンズで指揮官を務めてきた。マジック時代の2009年にはドワイト・ハワードを中心としたチームでNBAファイナル出場を果たすなど、11シーズン半のHC生活でプレイオフ出場8回を果たし、通算成績は523勝384敗(勝率57.7%)を誇る。 今季のペリカンズは、プレイオフ出場を狙える位置でバブル(隔離地域)でのシーズン再開を迎えたが、2勝6敗と失速してウェスタン・カンファレンス13位でシーズン終了した。 しかし、チームにはリーグを代表する逸材であるザイオン・ウィリアムソン、MIP(最も飛躍した選手)のブランドン・イングラムを中心に有望な若手が揃う。バン・ガンディ氏には豊富な経験を生かした新星たちの育成に加え、定評のある堅実なデイフェンスの構築にも期待が寄せられる。 アルビン・ジェントリー前HC政権下でのプレイオフ出場は5年間で、アンソニー・デイビス(現ロサンゼルス・レイカーズ)を中心としてカンファレンス準決勝に進んだ17-18シーズンの1回のみ。バン・ガンディ氏には、ウィリアムソンを軸にプレイオフに安定して出場できるチームを作り上げることが求められる。

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