ロサンゼルス・レイカーズのアンソニー・デイビスは、今オフにプレイヤーオプションを破棄して完全FA(フリーエージェント)となり、チームと再契約を結ぶことを検討中のようだ。『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が伝えている。 デイビスは今季開幕前、7年間を過ごしたニューオーリンズ・ペリカンズを離れて、トレードで名門レイカーズに加入。レギュラーシーズンでチームトップの平均26.1得点、9.3リバウンド、3.2アシストの成績を残すと、ポストシーズンでも全21試合に先発出場して平均27.7得点、9.7リバウンド、3.5アシストを叩き出し、自身初のリーグタイトルを手にした。 デイビスは来シーズンの契約(年俸2880万ドル/約30億円)がプレイヤーオプションで、決断次第では完全FAになることが可能。ファイナル終了直後には、「(将来のことは)まったく分からない。見当もつかないよ。100%の保証はないけど、エージェント(代理人のリッチ・ポール)と話して解決する」と語っていた。 シャラニア記者によれば、「アンソニー・デイビスはオプトアウト(契約破棄)し、レイカーズと再契約することを計画している」とのことで、デイビスと代理人のリッチ・ポールは今後数週間のうちにミーティングの場を設けて話し合う予定。来季のサラリーキャップを1億900万ドルと仮定した場合、レイカーズが提示できる最高額は5年総額2億6640万ドル(約281億円)だが、そのほかに4年契約(3年+プレイヤーオプション)、3年契約(2年+プレイヤーオプション)、2年契約(1年+プレイヤーオプション)など、様々なパターンが想定されている。 レイカーズではケンテイビアス・コルドウェル・ポープ(850万ドル/約9億円)、ラジョン・ロンド(260万ドル/約2億7000万円)もプレイヤーオプションを破棄する見込み。NBAチャンピオンに輝いた今オフの選手たちの去就は気になるところだ。