ロサンゼルス・クリッパーズは、ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)の退任によって指揮官の座が空位になっている。そのなかで、ゴールデンステイト・ウォリアーズのマイク・ブラウンAC(アシスタントコーチ)が後任の最有力候補に浮上しているようだ。 『New York Times』のマーク・スタイン記者は、「ブラウンがクリッパーズと面談を行なった際にかなりの好印象を得た」と言及。また、これまでリバースの後任としてHC昇格を有力視されていた現クリッパーズのティロン・ルーACが、同じくHCを探しているヒューストン・ロケッツと面談予定だと伝えている。 50歳のブラウンはワシントン・ウィザーズ、サンアントニオ・スパーズ、インディアナ・ペイサーズでACを務めた後、2005-06シーズンにクリーブランド・キャバリアーズのHCに就任。5シーズンにわたって指揮を執り、2007年にはNBAファイナルに進出した。その後、2011-12シーズンにはロサンゼルス・レイカーズのHCを務めるが、翌シーズンの序盤に途中解任の憂き目に遭った。2013-14シーズンにキャバリアーズのHC復帰を果たすも、わずか1シーズンの短期政権に終わっていた。 2016-17シーズンからは、ウォリアーズのACとしてスティーブ・カーHCを献身的にサポートしている。ここまでブラウンのHC通算成績は347勝216敗、プレイオフは47勝36敗。そしてキャバリアーズではレブロン・ジェームズ、レイカーズではコービー・ブライアント、ウォリアーズではステフィン・カリーとスーパースターを指導してきた経験を持つ。カワイ・レナード、ポール・ジョージの二枚看板を擁するクリッパーズにとって、ブラウンの豊富な経験は魅力的に映っているかもしれない。