NBAは10月8日(日本時間9日)、2019-20シーズンのNBA最優秀エグゼクティブ賞にロサンゼルス・クリッパーズのローレンス・フランク球団代表が輝いたことを発表した。 2016年にクリッパーズのフロント入りしたフランク球団代表は、1位票29票のうち10票を含む合計61ポイントを獲得。2005-06シーズンのエルジン・ベイラー(当時ゼネラルマネージャー)以来となる、フランチャイズ史上3人目の最優秀エグゼクティブ賞を獲得した。
フランク球団代表の後には、オクラホマシティ・サンダーのサム・プレスティGMが41ポイント(1位票4)で2位、マイアミ・ヒートのパット・ライリー球団代表が39ポイント(1位票4)で3位と続いた。 2004~10年にニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)、その後デトロイト・ピストンズのHC(ヘッドコーチ)も務めたフランク球団代表は、昨オフにカワイ・レナードとポール・ジョージのスター獲得に成功。パトリック・ベバリー、イビツァ・ズバッツ、ジャマイカル・グリーンとも再契約し、トレード期限日にはベテランのマーカス・モリスも加えた。 クリッパーズはリーグ中断となった3月11日(同12日)時点でレナードが平均26.9得点、7.3リバウンド、5.0アシスト、ジョージも平均21.0得点、5.7リバウンド、3.9アシストを記録し、ウェスタン・カンファレンス2位(44勝20敗)の好成績を残したことが評価された。 クリッパーズのスティーブ・バルマー会長は今回の発表に際し、「L(ローレンス・フランク)は情熱的かつ献身的で、自己犠牲の精神を持ったリーダーだ。彼と選手たちの仕事を誇りに思う。この賞はGM(ゼネラルマネージャー)のマイケル・ウィンガー、アシスタントGMのマーク・ヒューズとトレント・レッデン、コンサルタントのジェリー・ウエストを含めたフロントオフィス全員のハードワークに対する大きな賛辞だ」と、球団公式サイトを通じてフランク球団代表に称賛の言葉を送っている。