ロサンゼルス・レイカーズのアンソニー・デイビスは、9月30日(日本時間10月1日)に行われたマイアミ・ヒートとのNBAファイナル第1戦で34得点、9リバウンド、5アシスト、3ブロックを記録。自身にとって初のファイナルの舞台で大暴れし、レイカーズが116-98と圧勝する立役者となった。 『ESPN』によると、ファイナルデビュー戦での34得点は、シャキール・オニールの43得点、ジョージ・マイカンの42得点に次ぐフランチャイズ歴代3位の記録。NBA史に残る偉大なビッグマンたちが入るリストに名を連ねたデイビスは、試合後の会見で以下のように語っている。
「これらの選手たちと一緒のカテゴリーに入るのは光栄なことだ。彼らは素晴らしい実績を残している殿堂入り選手だからね。ただ、僕はチャンピオンとしても注目されたい。それが次のステップだよ」 自身のキャリアにおける最大の舞台に臨んだデイビスだったが、特に緊張することはなかったとしている。 「初めての経験だった。僕は常に自分自身にプレッシャーをかけている。カンファレンス決勝の初戦も同じだったけど、試合が始まるとそれらのことは頭から消え、ただバスケットボールに集中するんだ」 試合でデイビスに次ぐ25得点、13リバウンド、9アシストを記録した大黒柱のレブロン・ジェームズも、躍動したデイビスを「期待通り」と称えている。 「彼にアドバイスは必要ないよ。この時のために我々は、今シーズン準備をしてきた。彼もそう。彼と同じユニフォームを着て、コートに立てたことを嬉しく思う。彼はいつも通り、攻守における様々な面で脅威になっていたね」 悲願のリーグ制覇に向け、チーム、個人ともに最高のスタートを切ったデイビスだが、慢心はないようだ。 「試合序盤は、この場にいることにとても興奮していて、アドレナリンが出ていた。すぐに冷静になったけど、僕にとって素晴らしい経験だったし、良い試合ができた。ただ、仕事はまだ終わっていない。あと3試合勝たないといけない」 NBAファイナル第2戦は10月2日(同3日)に行われる。