ヒューストン・ロケッツが、契約満了でチームを離れたマイク・ダントニーに代わる新HC(ヘッドコーチ)としてデンバー・ナゲッツのウェス・アンセルドJr.、ダラス・マーベリックスのスティーブン・サイラスの両アシスタントコーチと面談を行う許可をそれぞれの所属先から得たことが分かった。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。 アンセルドJr.は2015年からナゲッツのアシスタントコーチを務め、特に守備面での指導に定評があることで知られている。これまでナゲッツ以外にもワシントン・ウィザーズ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ、オーランド・マジックでアシスタントコーチ役を担い、NBAでのコーチ歴は15年に及んでいる。
また、父親であるウェス・アンセルドは、1968年から13年間ウィザーズ(当時はボルティモア/キャピタル/ワシントン・ブレッツ)で活躍した殿堂入り選手で、1987-88シーズン途中から94-95シーズンにかけてはブレッツの指揮官も務めていた。 2000年からNBAでアシスタントコーチ業を続けているサイラスは、2018年からマーベリックスに在籍。それ以前は、シャーロット・ホーネッツ、クリーブランド・キャバリアーズ、ウォリアーズでアシスタントを務めた。父親であるポール・サイラスは、1980年にHCデビューを飾ると、2012年までにロサンゼルス(当時サンディエゴ)・クリッパーズ、ホーネッツ、キャバリアーズで指揮を執り、通算387勝488敗という成績を残している。 もしロケッツがアンセルドJr.、サイラスどちらかを新HCとして招聘した場合は、親子2代でのNBAのHCが誕生することになる。