ロサンゼルス・クリッパーズのモントレズ・ハレルは、5年目の今季に最優秀シックスマンに輝き、プレイヤーとしての評価を高めた。オフには完全FA(フリーエージェント)となるが、同じウェスタン・カンファレンスのダラス・マーベリックスが獲得に興味を示しているという。 2017年にヒューストン・ロケッツからトレードで加入し、クリッパーズ所属3年目を迎えたハレルは、レギュラーシーズンで63試合に出場して平均18.6得点、7.1リバウンド、1.7アシストを記録。デニス・シュルーダー(オクラホマシティ・サンダー)との白熱した投票レースを制し、自身初の最優秀シックスマンにも輝いた。
今季限りで現行契約が切れ、オフに完全FA(フリーエージェント)となるが、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によれば、ハレルとクリッパーズは互いに来季の再契約を検討しているという。 ただ、ポール・ジョージ、カワイ・レナードと年俸3000万ドル(約32億円)超のスーパースターがいる状況では、条件はある程度限られる。『Sports Illustrated』でマーベリックス担当を務めるマイク・フィッシャー記者は、このようにレポートしている。 「ハレルは完全FAだ。マーベリックスが興味を持っているという情報があり、クリッパーズ退団説はロジカルかもしれない。まず、クリッパーズはロースターを変更したいと思っているかもしれず、また、その必要があるかもしれない。そして、ドック・リバースHC(ヘッドコーチ)はプレイオフでハレルの役割を減らし、成績は平均10.5得点。2.9リバウンドに落ちた。ナゲッツとのカンファレンス準決勝第2戦後にポール・ジョージと衝突した経緯もある」 フィッシャー記者は、「マブズのフロントはタフガイ(ハレル)を獲得したいという希望を隠していない」とも触れている。果たして、今プレイオフ1回戦で対戦したマーベリックスへ移籍することになるのだるうか。