「NBA Rakuten」は日本時間9月24日(木)午前9時30分より、ボストン・セルティックスとマイアミ・ヒートによるイースタン・カンファレンス決勝第4戦を配信する。第3戦を117-106で制したセルティックスが、シリーズを1勝2敗としたなかで迎える第4戦。その注目ポイントを紹介する。
第3戦でセルティックスを勝利に導いたのが“BIG 4”だ。チーム最多の26得点を挙げたジェイレン・ブラウンを筆頭に、ジェイソン・テイタム(25得点)、ケンバ・ウォーカー(21得点)、マーカス・スマート(20得点)がそれぞれ20得点以上をマーク。連敗を喫した第2戦終了後には選手間で口論があったと報じられたが、「多くの感情や想いはあるが、最終的には俺らは家族で互いを支え合える関係だ。それを実行でき、勝利に結びつけることが出来た」とブラウンはチームケミストリーがより強固になったと主張した。 また、第3戦ではゴードン・ヘイワードが復活。レギュラーシーズン平均17.5得点を記録した万能選手が試合感を完全に取り戻せば、チーム一丸となったセルティックスの勢いはさらに加速するだろう。
インサイドを支配したこともセルティックス勝利の大きな要因となった。リバウンド(50-42)、ペイント内の得点(60-36)でヒートを圧倒。ドライブで仕掛けるだけでなく、ミスマッチに乗じてポストアップに持っていくなど、外角シュートに頼らずアグレッシブに攻めた。ヒートのエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)も「タフネス、フィジカル、戦術、力強さ、すべてにおいて相手に負けてしまった」と相手の勢いに飲み込まれたと認めており、第4戦でもどちらがインサイドでアドバンテージを取れるかがカギとなる。
ヒートは最大20点まで広がった点差を、試合残り55.9秒に5点までに詰め寄るも一歩及ばず。敗因の一つには3ポイント成功率の低迷が挙げられる。プレイオフに入って以降は出場チーム中3位の38.0%(第2戦終了時点)を記録していたが、この日はわずか27.3%(12/44)と不調。特に第4Qでは17本中3本(17.6)しか決められず、勢いに乗れなかった。次戦では得意の長距離砲で、セルティックスにプレッシャーをかけていきたい。 ヒートが勝てばNBAファイナル進出に王手、セルティックスならシリーズが振り出し戻る第4戦。果たして勝利を手にするのはどちらか。 ※BASIC PASSではカンファレンス決勝以降、奇数試合(第1戦、第3戦、第5戦、第7戦)をライブ、偶数試合(第2戦、第4戦、第6戦)は見逃し(VOD)にて配信。