NBAはカンファレンス準決勝から、選手が家族をウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのバブル(隔離施設)に呼ぶことを認めている。人数制限こそあるとはいえ、家族と一緒に過ごすことで活力を得ている選手も少なくないなか、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは子供をバブルに呼んでいない。 ジェームズにはブロニー、ブライス、ズーリと3人の子供がいる。しかし、彼らはロサンゼルスの自宅に留まり、バブル入りしたのは妻のサバンナさんのみだ。『NBC Sports』のダン・フェルドマン記者によると、“キング”はその理由をこのように語っている。
「子供たちにとっては何もないんだ。16歳の息子がいるけど、彼はバブルの中で何ができるんだい? 13歳の息子、5歳の娘のためのものも何もない。公園は利用できない。娘が遊べるのはプールだけだ。僕たちの子供はとても冒険心に溢れていて、いろいろなことをするのが好きだ。だから彼らが、ここにいるのは意味がない。彼らはロサンゼルスにいて、素晴らしい暮らしをしている。ここは子供に優しい場所ではない。それが正直な気持ちだ」 最愛の家族と離れ離れの生活が続くことで、何度もバブルを離れることも考えたとジェームズは明かしており、できるなら一刻も早く子供たちと会いたいというのが本心だろう。 しかし、子供たちのことを考え、シーズン終了まで会わないことを決断。精神的にタフな戦いが続いているが、9月6日(日本時間7日)に117-109で勝利したヒューストン・ロケッツとのカンファレンス準決勝第2戦では28得点、11リバウンド、9アシストと本来の支配力を発揮し、レイカーズを牽引している。ロケッツとの第3戦は9月8日(同9日)に行われる予定だ。