トロント・ラプターズは9月3日(日本時間4日)に行われたボストン・セルティックスとのカンファレンス準決勝第3戦で104-103と接戦を制し、シリーズ初勝利を挙げた。 史上8チーム目のリーグ2連覇を目指すラプターズだが、最初の2試合で連敗を喫した上に、第3戦も最大10点差をつけられる厳しい展開。そのなかでセルティックスに必死に食らいつき、第4クォーターのラストプレイでカイル・ラウリーのパスを受けたOG・アヌノビーがブザービーターで3ポイントシュートを沈め、劇的な逆転勝利を飾った。 ラプターズの番記者である『TSN』のジョシュ・レーウェンバーグ記者が、ヒーローとなったアヌノビーのコメントを紹介している。 「あのシュートは決めるつもりで放った。外そうと思ってシュートしてないからね。シュートはいつも決めるつもりでいる。だから(成功したことについては)まったく驚かなかったよ」 リーグの歴史上、プレイオフで0勝3敗から逆転でのシリーズ突破を果たしたチームはなく、第3戦はラプターズにとって絶対に落とせない一戦だった。チームを救ったアヌノビーは12得点、10リバウンド、1アシスト、決勝弾をアシストしたラウリーはゲームハイとなる31得点、6リバウンド、8アシストの活躍を見せた。 ラプターズは9月5日(同6日)の第4戦でシリーズを2勝2敗のタイに戻せるだろうか。