ウィザーズの八村塁が練習試合3戦連続でチーム最多得点をマーク「アグレッシブにやっていきたい」

ワシントン・ウィザーズは7月27日(日本時間28日)、ウェスタン・カンファレンス首位(49勝14敗)につけるロサンゼルス・レイカーズとのスクリメージ(練習試合)最終戦を行った。 ウィザーズの八村塁は、チーム最多となる19得点、3リバウンド、3アシストを挙げる活躍を披露。レイカーズは、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、カイル・クーズマの主力3選手を休ませたなか、ベンチからJR・スミスがチーム最多20得点を記録している。試合は116対123でウィザーズが敗れた。

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試合序盤に3ポイントシュートを沈めた八村は、得意のミドルレンジシュートを2本成功させたほか、自らのフローターをリバウンドしてプットバックダンクを叩き込むなど、前半だけで11得点を記録。後半ではカットインとドライブからレイアップをそれぞれ1本ずつ沈め、第3Q(クォーター)残り1分16秒にはミドルレンジからフェイダウェイジャンパーを成功させ19得点目を挙げた。 チームは練習試合3連敗を喫するも、自身は3戦連続でチーム最多得点を記録した八村は、「(主力を欠く)状況なので、ボールプッシュ、シューティング、ペイント内の攻撃、そういったところをアグレッシブにやっていきたいなと思います」と試合後に語った。 この日のウィザーズは、スクリメージ過去2戦と比べてフィールドゴール成功率とアシスト数を改善することに成功。最初の2戦では、チーム全体のフィールドゴール成功率が40%を下回っていたのに対し、レイカーズ戦では53%を記録。また、フィールドゴール成功数41本に対するアシスト数は27本と3試合で最も高い数字をマークしている。12得点、6アシストを記録したイシュ・スミスを筆頭に、八村、アイザック・ボンガ、トロイ・ブラウンJr.がそれぞれ3アシストずつと、チーム全体でプレイメイカー役を分担したことが大きな要因となった。 しかし、ブラッドリー・ビールとダービス・ベルターンスを欠くウィザーズにとって、以前から指摘されていた3ポイントシュートが大きな課題であることが、この試合でより明らかとなった。第3Q終了時点で11点差をつけられていたウィザーズは点差を縮めるため、第4Qだけで17本もの3ポイントシュートを放つも、成功はわずか4本とそのほとんどを外している。 練習試合3戦すべてを終えたウィザーズは、7月31日(同8月1日)にウェスタン・カンファレンス13位につけるフェニックス・サンズとシーディングゲーム(再開後の8試合)初戦を行う。シーズン再開まで時間はないが、八村率いるウィザーズが3ポイントシュートを改善できるか注目だ。

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