レイカーズのカイル・クーズマ、ジャンパーの精度アップでHCも期待「本当に楽しみ」

ロサンゼルス・レイカーズのカイル・クーズマは、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスの二枚看板に次ぐ存在として期待されている。“第3の男”の座を確実なものにするためにはジャンパーが鍵を握ることになりそうだ。 2017年のドラフト1巡目27位指名でNBA入りしたクーズマは、ルーキーイヤーに主にベンチスタートながら平均16.1得点をマーク。2年目の昨季はチーム2位の平均18.7得点を挙げた。

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しかし、今季はデイビス加入により再びシックスマンに転向。2019年夏にアメリカ代表候補としてプレイした際、左足にストレス反応を起こした影響で開幕にも出遅れ、54試合に出場して平均12.5得点、シュート成功率43.2%、3ポイント成功率29.7%といずれも自己ワーストの数字となっている。 そのなかで、7月25日(日本時間26日)に行われたオーランド・マジックとのスクリメージ(練習試合)では、デイビスが目の負傷で退いた後のチームを牽引。途中出場した第1クォーターだけで3ポイント4本を成功させると、最終的にチームトップの25得点(シュート13本中10本成功、3ポイント7本中5本成功)、7リバウンドを挙げて119-112の勝利に貢献した。 『The Athletic』のビル・オラム記者は、「4か月の中断期間は、カイル・クーズマがジャンプショットを再発見するのに役立った?」と問いかけ、マジック戦の活躍は「偶然ではない」と見解を述べている。 クーズマはリーグ中断までのレギュラーシーズンで、スポットアップでの3ポイントシュートは成功率34%なのに対し、プルアップになると成功率15.1%と著しく成功率が落ちていた。自粛期間はウェイトトレーニングとシューティングに徹し、本人は「何を修正する必要があるのか分かっている。反省もした。小さなことが自信につながる」と語っている。 フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)も、「パンデミック中、選手たちはシュートを打つ以外何もできなかった。シューティングワークアウトの成果が出たと推測できる。彼は“リスタート・トレーニングキャンプ”を通してすべてをこなした。(シーディングゲーム初戦で)どんなリスタートを切るのか本当に楽しみだ」とさらなる成果に期待を寄せた。 同僚ジャレッド・ダドリーが「3番目のオプション」として見られるべきと主張するように、ポテンシャルの高さは一級品のクーズマ。レブロンやデイビスをサポートする活躍ができるかは、レイカーズがリーグ優勝を狙う上でポイントの一つになるだろう。

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