NBAとセレブのあぶない交友録/vol.5:ドレイク(ミュージシャン)

ドレイク/Drake Profile 本名:オーブリー・ドレイク・グラハム 生年月日:1986年10月24日 出身:カナダ・オンタリオ州トロント 職業:ラッパー

大・大・大のラプターズファンとして知られるラッパーのドレイクは、公式パートナーとして長きにわたりラプターズを応援し続けており、セレブ界イチのNBAファンと言っても過言ではありません。熱狂的すぎる応援スタイルは時に「やりすぎ!」とバッシングされることもありますが、どこか憎めない“お騒がせキャラ”。そんなドレイクとNBAの、切っても切れない深~い関係とは!?

ラプターズ命! 人気ラッパー、ドレイクのプロフィール

7月31日(日本時間)にNBAの2019-20シーズンが正式に再開することが決定! 10月にファイナルを迎えるということで、昨季初優勝を果たしたトロント・ラプターズが連覇を達成できるのか気になるところですね。

2019年プレイオフ第6戦でバックスに勝利し、東カンファレンスを制した喜びを分かち合うカワイ・レナード(現クリッパーズ)とドレイク

ラプターズの大ファンで知られるセレブといえば、トロント出身のラッパー、ドレイク。アフリカ系アメリカ人の父とユダヤ系カナダ人の母をもち、幼い頃からドラマーの父デニス・グラハムの影響で音楽に慣れ親しんでいたようです。 そんなドレイクがブレイクするきっかけはSNS。ドレイクは数多くの音楽ファンが利用していたMySpaceを通じてファンを増やし、自主制作の楽曲を発表。『So Far Gone』でロングヒットを飛ばすと、2009年にラッパーのリル・ウェインによる音楽レーベル「Young Money」と契約することに。

デビューするなりミリオンセラー! その後も大ヒットを連発

2010年にデビューアルバム『Thank Me Later』をリリースすると、全米ビルボード200でいきなり1位を獲得する大快挙を成し遂げたドレイク。その後も『Take Care』、『Views』など7曲連続で全米No.1に輝き、グラミー賞も獲得。名実ともに北米を代表するミュージシャンとなりました。 音楽界のスーパースターとなったドレイクは、ビヨンセやリアーナ、ジャスティン・ティンバーレイクなどの名だたるアーティストとのコラボレーションや楽曲提供を果たしており、今や現代のミュージックシーンに欠かせない唯一無二の存在と言っても過言ではありません。

大御所ラッパーと激しいディスり合い! でもプライベートでは意外な一面も

恋愛面では歌手のリアーナに7年もの間思いを寄せているという、一途な一面も。リアーナとは一時交際していたものの、破局が報じられてからはジェニファー・ロペスやベラ・ハディッドなどの名だたるセレブたちと浮名を流してきました。2018年には元ポルノ女優との間に隠し子がいることが発覚し、大騒ぎに!

隠し子の存在を暴露したラッパーのプシャTやそれに関わったとされているカニエ・ウエスト、リアーナの元彼であるクリス・ブラウンらとは犬猿の仲で、SNSでお互いをディスり合うなど気性の激しい一面もあるようです(クリス・ブラウンとはその後和解)。 一方で父デニスとの離婚後、シングルマザーとしてドレイクを育てた母サンディをとても大切にしており、母親のためにビヨンセと同じヘアスタイリストをブッキングしたり、母親の看病のためにツアーを中止にしたりと、親孝行な一面もあります。悪そうに見えて実は心優しい、そんなギャップもドレイクが愛される理由のひとつかもしれません。

NBAとセレブのあぶない交友録/vol.2:リアーナ(ミュージシャン)

愛する地元チームのため、ラプターズの公式パートナーとして活躍

ドレイクが音楽同様にこよなく愛するのが、地元トロントに本拠地を置くNBAチーム、トロント・ラプターズ。ドレイクのラプターズに対する愛情にはただならぬものがあり、NBAファンの間ではその熱狂ぶりは有名な話です。 ドレイクはラプターズの成績が低迷していた2013年に、チームを盛り上げるために「グローバル・アンバサダー」と呼ばれる公式パートナーに抜擢されました。2018年には自身のアパレルブランド『October’s Very Own』とナイキのコラボにより、ラプターズのジャージーやユニフォームをプロデュース。

ドレイクがデザインしたユニフォームを持つトロント・ラプターズのGMマサイ・ウジリとドレイク

トロントのバスケッットボールコートの改修に100万ドルを寄付するなど地元のバスケ文化にも貢献しています。さらにシーズン中には、「ドレイク・ナイト」と呼ばれる試合を開催。ドレイクのグッズを無料配布したり、ドレイク自らが選手紹介をするなどして試合を盛り上げ、チームの知名度向上に一役買いました。

“お騒がせファン”のドレイク、実はケビン・デュラントと仲良し!

一方でラプターズの試合観戦となると一喜一憂し、時に過激な行動に出るドレイクに、ラプターズファンの間でも賛否両論があるよう。観戦席の最前列に陣取り、ヘッドコーチばりに熱心に試合を見守るドレイクは、対戦相手の選手ともみあいになったり、相手チームのHCに罵声を浴びせたりと、ラプターズを愛しすぎるあまりの問題行動の数々が物議を醸しています。 2016年に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとのNBAファイナル第2戦では、当時ウォリアーズのエースとして活躍していたケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ)のファーストネームにかけて、映画『ホーム・アローン』の主人公ケビンの顔がプリントされた服を着用して登場。ケビンが劇中で絶叫(?)する表情をパロディした服をこれ見よがしに披露してデュラントを挑発していたとか。

2013年ニューヨークで行なわれたケビン・デュラントの誕生日会での一コマ

そんなエピソードから、ドレイクはウォリアーズのエースであるデュラントを敵視している?と思いきや、実はドレイクとデュラントは一緒に食事をするほど仲良し。今年3月、試合でロサンゼルスを訪れたデュラントとともにナイトクラブを訪れたことが報じられています。 そんな少年のような心でバスケを愛するドレイクですが、観戦マナーの悪さはリーグ側から見てもやはり看過できないものがあるようで、度々注意を受けており、なんと昨年、ラプターズの優勝がかかった試合では“出禁”になるという事件が! NBA側から安全のために試合に来ないで欲しいと言われたことを、自身のインスタグラムで明かしていました。この要請に意外にも素直に従ったドレイク。ラプターズが初優勝を果たすという歴史的な瞬間に立ち会えなかったのは、さぞ残念だったのではないでしょうか。

ミュージックシーンでも試合観戦でも、ドレイクの今後の活躍が見逃せない!

ラプターズファンはそんなドレイクに呆れつつも、なんだかんだで試合を盛り上げてくれる彼を憎めないところもあるようです。昨シーズンはラプターズが初優勝を果たした(そしてその場に立ち会えなかった)だけに、ドレイク的に今シーズンの試合観戦にはなみなみならぬ思い入れがありそう! 音楽活動では、今年4月に新曲『Toosie Slide』をリリース。アメリカ・ミシガン州出身の兄弟デュオAyo&Teoが「ドレイクの未発表曲」として曲に合わせてダンスする動画が話題になり、公開前から注目を集めました。自身の豪邸で撮影したMVも話題を呼び、またもやビルボードチャートで1位を飾る大ヒットになりました。ジャスティン・ビーバーら有名アーティストがこの曲に合わせてダンスする動画をSNSに投稿するなど、セレブ界からも熱視線! 今年6月にはアフリカ系アメリカ人やマイノリティの人々に贈られるアメリカの文化賞、BETアワードに最多6部門でノミネートされました。ビヨンセやダベイビーなどの人気アーティストが各部門で受賞したほか、ドレイクはラッパーのクリス・ブラウンとコラボした楽曲『No Guidance』でベストコラボレーション賞を受賞。ドレイクの勢いはまだまだ衰えそうにありません!

NBAとセレブのあぶない交友録/vol.3:ジャスティン・ビーバー(ミュージシャン)

若宮早希:主に旅行ガイドブックを手掛けるフリーライター&エディター。女性ファッション誌『SPUR』のWeb版『SPUR.JP』でセレブ記事を執筆。スポーツとはまったく無縁で、2020年1月、初めて観戦したバスケで3ポイントラインの存在を知る。ネガティブなのに楽観的、海外取材が仕事なのに引きこもり。

コメント(2件)

    関連タグ

    チーム

    • ラプターズ

    キーワード

    • ニュース全般
    • 若宮早希

    人気

    特集

    1. NBA Rakuten トップ
    2. 最新ニュース一覧
    3. NBAとセレブのあぶない交友録/vol.5:ドレイク(ミュージシャン)