7月9日(日本時間10日)、フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド内のバブル(隔離地域)でチーム練習がスタートした。最初にチーム練習を行ったオーランド・マジックのニコラ・ブーチェビッチが練習後に「4か月ぶりにコートに戻って来られて最高の気分だ」と語ったと、『AP通信』が伝えている。 「チームの全員が、この時を待ちわびていた。この特殊な状況の中で、ベストの成果を導き出す必要がある。それが俺たちの仕事だから、最善を尽くしている。NBAも出来る限りのことをやってくれた。プレイが再開すれば、俺たちは細かいことを忘れることができるだろう」
再開後のシーズンに参加する22チームは、数チームずつに分かれて7日(同8日)から3日間かけて順次オーランドのホテルに移動。到着後には全員が新型コロナウイルスの感染検査を受け、24時間から最長48時間は各自の部屋に隔離される。 『AP通信』によると、9日は、マジックのほかに、ブルックリン・ネッツ、ユタ・ジャズ、ワシントン・ウィザーズ、フェニックス・サンズが練習を行うが、当初予定されていたデンバー・ナゲッツのチーム練習は翌日に変更されたという。 マジックに続いてチーム練習を終えたネッツのジャック・ボーンHC(ヘッドコーチ)も、「コートに戻って来られて嬉しく思っている」と語ったと、『AP通信』が伝えている。 「これは、きっと最もエキサイティングな出来事だ。自粛期間明けなのでハードな練習はせず、コンディショニングをして、少しコートを走って、ボールの感触を確かめた」 各チームはこれから数日間にわたってトレーニング・キャンプを行い、22日(同23日)から練習試合を各3試合プレイしたあと、30日(同31日)からいよいよシーズンが再開する。