クリス・ポール、“ロブシティ”ことクリッパーズ時代を回顧「十分な感謝をしなかった」

NBA15年目を迎えたクリス・ポールは、これまでニューオーリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)、ロサンゼルス・クリッパーズ、ヒューストン・ロケッツ、オクラホマシティ・サンダーと計4チームでプレイし、歴代7位の通算9607アシストを記録するなど、リーグ史に残る司令塔として名を馳せている。 2011~17年に在籍したクリッパーズではブレイク・グリフィン(現デトロイト・ピストンズ)、ディアンドレ・ジョーダン(現ブルックリン・ネッツ)と3本柱を形成。ポールのパスから豪快なアリウープダンクを量産することから“ロブシティ”の異名を取り、それまでのドアマットチームからプレーオフの常連へと押し上げた。

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ポールが在籍した間、クリッパーズは通算313勝163敗、勝率65.8%の好成績をマークしたが、元NBA選手のクエンティン・リチャードソンとダリアス・マイルズがホストを務める『The Knuckleheads』に出演した際、退団から3年が経過したからこその胸中を明かしている。 「僕はLAを去るまで、それ(クリッパーズでプレイしたこと)に十分な感謝をしなかった。本当のことだ。今なら認められる。みんなは僕がチームメイトをステップアップさせたと話してくれているけど、逆はどうだい? 僕が出したパスのいくつかは、ターンオーバーになっていたはずだ。正直な話、自分はコートから(ボールが)出ないようにするだけで、あとは誰かしらが決めてくれた」 クリッパーズは2011-12、13-14、14-15シーズンとカンファレンス準決勝の壁を乗り越えられずに敗退。結局、ポールは渇望する優勝に手が届かないまま、2017年にロケッツ移籍を決断した。 「当時、クリッパーズの状況は少し不安定だった。別の何かをする時が来たんだ。決断は大変だったよ。LAが僕のホームになっていたからね。でも、チャンピオンシップを争いたいと考えた時に、準備ができているとは思わなかった。だから、ロケッツに行くのは理にかなっていた。ロケッツでの最初の年を手助けしてくれたのはタック(PJ・タッカー)。僕らは10歳の頃からの付き合いだ。それとトレブ(トレバー・アリーザ)だったよ」 ポールは昨年7月、トレードでサンダーへ加入し、チームをカンファレンス5位(40勝24敗)に導く活躍を見せてきた。果たして、今季こそチャンピオンシップ獲得の目標にたどり着くことはできるだろうか。

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