ペリカンズHC、“再開後”のザイオン・ウィリアムソンに期待「さらに状態は良くなる」

NBAは7月末からフロリダ州オーランドで、22チーム参加形式で中断していたシーズンを再開させる。プレイオフ突入前の試合数は「8」に短縮となり、ポストシーズン進出の当落線上にいるチームにとっては負けられない戦いが続くが、カンファレンス10位(28勝36敗)のニューオーリンズ・ペリカンズを指揮するアルビン・ジェントリーHC(ヘッドコーチ)は大型新人ザイオン・ウィリアムソンに期待を寄せている。 ウィリアムソン、チームともに調子が上がってきたところで、新型コロナウイルスの感染拡大によりNBAはリーグ戦中断を決断。自粛期間中にはコーチングスタッフと『Zoom』でミーティング、選手ともグループテキストで個別にやりとりしていたというジェントリーHCは、『The Athletic』のウィリアム・ギロリー記者とのインタビューでウィリアムソンやチームについて語った。

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「ザイオンには過去数週間で何度も会い、期待していることを伝えた。この中断期間、非常にハードにトレーニングを積んでいたと思う。我々は長い間実戦から遠ざかっているから、コートに戻った時にみんな少なからず(ブランクで)錆びついているだろう。でも、彼はきちんと調整するはずだ。リーグ中断の頃から、さらに状態が良くなることに疑いの余地はない」 デューク大出身のウィリアムソンは2019年ドラフト全体1位指名を受け、鳴り物入りでNBAの世界に飛び込んだ。しかし、サマーリーグとプレシーズンで右膝を痛め、半月板損傷の手術を受けて開幕44試合を欠場。1月22日(日本時間23日)のサンアントニオ・スパーズ戦で待望のデビューを飾り、以降19試合に出場して平均23.6得点、6.8リバウンド、2.2アシスト、シュート成功率58.9%をマークしている。 ペリカンズはウィリアムソン(19歳)をはじめ、ブランドン・イングラム(22歳)、ロンゾ・ボール(22歳)ら主力選手が若い。昨年11月~12月にかけて13連敗を喫するなど序盤戦で苦しんだが、ザイオンの復帰もあり、プレイオフ最終スポットの8位メンフィス・グリズリーズ(32勝33敗)とは3.5ゲーム差とポストシーズンを狙える位置まで巻き返した。 「(リーグ中断となるまで)ザイオンは本当に良いバスケットボールをし始めていた。もう一人印象的だったのはロンゾ・ボールだ。彼もリーグの他のポイントガードに負けない働きをしていたし、シュートの自信もついてきた。(対戦相手が)彼をチェックしないのを見ると、不思議に思うよ。大事なのは、それぞれが自分の役割を理解して受け入れたこと。今のまとまりなら、一定の成功は収められるだろう」 8位に滑り込めば現時点で首位に立つロサンゼルス・レイカーズとプレイオフでの対戦が濃厚で、レブロン・ジェームズ対ウィリアムソンのマッチアップが実現するだけに、シーズン再開後もゴールデンルーキーの活躍から目が離せない。

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