オクラホマシティ・サンダーは6月24日(日本時間25日)、2WAY契約のルグエンツ・ドートと複数年契約を結んだことをサム・プレスティGM(ゼネラルマネージャー)が発表した。 カナダ・モントリオール出身のドートは、アリゾナ州立大で1年プレイした後、ドラフト外でサンダーと2WAY契約を締結。Gリーグのオクラホマシティ・ブルーで平均19.5得点、4.8リバウンド、2.6アシストと結果を残し、昨年12月6日(同7日)の本拠地ミネソタ・ティンバーウルブズ戦でNBAデビューを果たした。
以降、得意のディフェンスを武器に計29試合に出場。平均22.0分間のプレイで6.2得点、1.9リバウンド、0.7アシスト、0.8スティールを挙げ、先発した21試合でサンダーは16勝5敗と好成績を残していた。 ドートがシーズン終了後に制限付きFAとなって流出する事態を回避するには、サンダーはフルタイム契約に切り替える必要があったため、今回、複数年契約に切り替える決断をしたようだ。 『Sports Illustrated』のアーロン・ローズ記者は、「ドートとサンダーは完璧にフィットしている。対戦相手のエースにぶつけることができ、本人も封じ込めたいと思っている。彼は自分の可能性に懸けて、今回の契約を勝ち獲った」というカナダ人スカウトのウェズリー・ブラウン氏のコメントを伝えている。 サンダーは40勝24敗でカンファレンス5位につけており、ベテラン司令塔のクリス・ポール、2年目で稼ぎ頭のシャイ・ギルジャス・アレクサンダー、シューターのダニーロ・ガリナリ、シックスマンのデニス・シュルーダーを中心に上位を狙う。