クリーブランド・キャバリアーズのセンターであるアンドレ・ドラモンドが、来季の2875万ドル(約31億円)のプレイヤーオプションを行使するようだ。『ESPN』のポッドキャスト番組『Le Batard & Friends Network』に出演したドラモンドが発言したコメントを、『NBA.com』が紹介している。 「この機会を諦めるのは非常にもったいない。僕がオプトインすることに期待していてくれ。間違いなくクリーブランドに残るよ」
キャバリアーズとデトロイト・ピストンズが2月に成立させたトレードにより、ピストンズからキャバリアーズに移籍したドラモンドは、今季キャバリアーズで出場した8試合で平均17.5得点、11.1リバウンド、1.5スティール、1.4ブロックを記録している。しかし、現行の契約以上の金額はシーズン終了後の市場では望めないと各メディアでは指摘されており、ドラモンドが来季のオプションを行使することは濃厚と見られていた。 リーグと選手会により22チームでのシーズン再開案が可決されたことを受け、キャバリアーズの今季が正式に終了したことや、新型コロナウイルスの影響でリーグが来季のサラリーキャップを大幅に引き下げる可能性が高いことから、ドラモンドにとって今回のオプション行使は賢い判断だと言えるだろう。 ピストンズで2度のオールスター選出を果たし、リーグ屈指のリバウンダーと称されるドラモンド。ケビン・ラブ、トリスタン・トンプソン、ラリー・ナンスJr.など、すでに多くのフロントコート陣が在籍するキャバリアーズで活躍し、完全FA(フリーエージェント)となる2021年までに市場価値を上げられるかに注目だ。