ジャ・モラント、イグダーラ&カリーへの“口撃”の真意を告白「敬意が欠けていると思った」

メンフィス・グリズリーズの新人ジャ・モラントは今季、ここまで59試合に出場して平均17.6得点、3.5リバウンド、6.9アシストを挙げるなど、新たなフランチャイズプレイヤーとして台頭した。今年2月、アンドレ・イグダーラ(現マイアミ・ヒート)がグリズリーズを軽視するような態度でトレードの時を待ち続けていた際に非難し、それを擁護したステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)にも反論するような行動に出たが、その理由について新進気鋭の20歳が口を開いた。 2019年6月20日(日本時間21日)に行われたドラフトで1巡目2位指名を受け、晴れてNBA選手となったモラント。その約2週間後の7月7日(同8日)、イグダーラはウォリアーズからのトレードでグリズリーズに加わり、2人はチームメイトとなった。 グリズリーズはモラントやジャレン・ジャクソンJr.、ディロン・ブルックスを中心にウェスタン・カンファレンスの強豪チームに食らいつく一方で、イグダーラはチームに帯同せず、プレイオフを勝ち抜けるチームへの移籍を望んだ。 その態度に業を煮やしたブルックスが今年2月、「もう待っていられない。トレードが決まれば僕らは彼と対戦できる。メンフィスがどんなチームか思い知らせてやる」と発言。モラントもそれに同意する意思をSNS上で示した。その後、カリーがイグダーラを擁護するような投稿を行ったが、モラントは昨季限りでウォリアーズを退団したケビン・デュラント(現ブルックリン・ネッツ)の写真を返信して物議を醸した。 モラントは元NBA選手のマット・バーンズとスティーブン・ジャクソンがホストを務める『SHOWTIME』のポッドキャスト番組『ALL THE SMOKE』に出演。「イグダーラがグリズリーズに残るつもりだと最初に話を聞いた時は、すごく興奮した。経験豊富なベテランがロッカールームにいる。彼から学べるのを楽しみにしていたんだ」と切り出しつつ、一連の行動の理由について明かしている。 「彼は僕たちが十分じゃないと言ったと人づてに聞いた。だからその瞬間、それならそれでいいさと頭の中で思った。物事が表面化して、ディロン(ブルックス)も発言した。そこにカリーも割って入ってきたんだ。僕は今も彼ら(イグダーラやカリー)をリスペクトしているし、彼らのファンだ。でも敬意が欠けていると思った。僕は、一人はみんなのためにと考えている人間なんだ。僕らはその時、調子が良かったしね」 実際、グリズリーズは2020年に入って7連勝を含む19勝12敗と調子を上げ、プレイオフ最終スポットである8位(32勝33敗)に浮上。モラントは結果でイグダーラの姿勢に“反論”している。

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