ヒートのケンドリック・ナン、好敵手モラント&ザイオンに宣戦布告 「僕が新人王だ」

2019-20シーズンの新人王争いは、メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが有力候補、ドラフト1巡目1位指名のニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムズが対抗馬と目されている。しかし、マイアミ・ヒートのケンドリック・ナンは“我こそ新人王だ”と高らかに宣言している。 2018年のNBAドラフトで指名漏れしたナンは2018-19シーズン、Gリーグで49試合に出場して平均19.3得点、3.8リバウンド、2.8アシストをマーク。最終盤の4月10日にヒートとの契約を勝ち獲った。 今シーズンは開幕戦のグリズリーズ戦でいきなりスタメンに抜擢され、モラントを上回る24得点を挙げて勝利に貢献。“序盤戦のサプライズ”として注目を集めただけでなく、その後もレギュラーの座を守り続け、62試合で平均15.6得点、2.7リバウンド、3.4アシストの好成績を残している。ヒートではエースのジミー・バトラーやオールスター初選出のバム・アデバヨが脚光を浴びがちだが、ナンも間違いなくカンファレンス4位(41勝24敗)につける原動力の1人だと言っていい。 世間では平均17.6得点、3.5リバウンド、6.9アシストを記録するドラフト2位指名のモラント、右膝半月板損傷で出遅れるも平均23.6得点、6.8リバウンド、2.2アシストと強烈なインパクトを与えているザイオンが新人王の有力候補に挙げられているが、ナンは地元紙『サン・センチネル』でこれに反論している。 「僕はシーズンを通してこのリーグのスターティングガードを務めてきた。マイアミは勝てるチーム、プレイオフチームだ。ここで自分自身を証明してきた。僕がルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)だ」 個人成績やプレイの迫力では後れを取っている感は否めないナンだが、モラントとザイオンについて「僕は彼らの成績などは見ていない。彼らのゲームを見て、どのようにプレイしているか確認して、対戦する準備をしているだけさ」と一歩も引かない。強気な姿勢は、勝利に貢献しているという自負に基づいているようだ。 「みんなは彼(ジャ・モラント)が新人王だと言うだろうけど、僕はそうは思わない。最も価値があるものは勝利であるべきだ。僕らは2人ともチームのスターティングガードだけど、マイアミはプレイオフチームで(グリズリーズよりも)先を行っている。ケンドリック・ナンにルーキー・オブ・ザ・イヤーを与えてくれ。僕はこれからも進化していく。今シーズンが終われば、来年はもっと成長しているだろう」 新型コロナウイルスの影響により、中断しているシーズンの再開目途は立っていないが、新人王の行方は関心を集めることになりそうだ。

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