『CBSSPORTS.COM』のサム・クイン記者によると、アメリカ国内で新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を受け、NBAは2019-20シーズンをこのまま中止にすることを検討しているそうだ。 このリーグの動きについて、『ESPN』のブライアン・ウィンドホースト記者は以下のようにリポートしている。 「今週、NBAと選手会が話し合いを行い、NBA側はシーズンを中止する方向で考えていると伝えたそうだ。今はまだ、シーズンを再開するか中止するかの結論を出す必要はないものの、シーズンを再開する方法については話し合いの段階にすら入っていないのが現状だ。彼らは、シーズンが中止になった場合の財政面の対処について話し合っている。現時点では、シーズン再開に関しては悲観的な見方が強いようだ」 「新型コロナウイルスによるシーズン中断やスケジュール変更の影響が2シーズンに及ぶため、NBAはその損害について予測を立てようとしているところだ。シーズンを再開して8月か9月に優勝を決めることで、今シーズンの損害はある程度抑えられるかもしれない。だが、新型コロナウイルスの検査体制が整っていないため、NBAはシーズン再開に懐疑的な考えを持っているようだ。現時点と6〜8週間後では状況が変わっているかもしれないが、NBAはシーズン中止に向けて準備をしているようだ」 NBAにはまだ財政的な余裕があるものの、このまま損害が膨らむようなら、2020年のチャンピオンを決めずに2019-20シーズンを終えるという決断を下すことも十分に考えられる。