ステフィン・カリー、医師とのコロナウイルスに関するQ&Aをインスタグラムでライブ配信

3月26日（日本時間27日）、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスーパースターであるステフィン・カリーが、米国立アレルギー・感染症研究所（NIAID）のアンソニー・ファウチ医師との新型コロナウイルスに関する質疑応答を自身のインスタグラムでライブ配信した。30分間に及んだこの質疑応答は、5万人が視聴しており、その中にはオバマ前大統領もいたと、同日に『ESPN』が報じている。 カリーが、「スポーツイベント等の大規模なイベントを再開しても大丈夫と判断されるための判断基準は何ですか？」と尋ねると、ファウチ医師は以下の通り回答している。 「いい質問ですね。まずは、新型コロナウイルスの新規感染者が減少する必要があります。中国で見られたように、流行のピークを過ぎて普通の生活が送れるレベルに達する必要があります。韓国でも新規感染者を表すグラフは、ピークを過ぎて下がり始めています。ところが欧州、特にイタリアでは今もなお拡大し続けています。米国に関しては、土地が大きく、様々な地域があるため、判断は難しくなるでしょう。ニューヨーク州のように感染者が急増している地域もあれば、落ち着いている地域もありますからね。米国でも新規感染者が減少し始めれば、普通の生活を送れるようになるのは時間の問題でしょう。」 カリーは、ファウチ医師との質疑応答をライブ配信した理由の一つが、若年層に同ウイルスに伴うリスクについて理解してもらうことであったと語っている。また、ファウチ医師は、米国での若年層における感染リスクが世界の他の地域よりも高いことを指摘した。 カリーとファウチ医師は、国と地域の政府当局が同ウイルスに対して過敏反応していないことを明確にし、国民が一致団結して同ウイルス感染拡大を防ぐよう、視聴者に促した。