ヒューストン・ロケッツのPJ・タッカーが今秋、地元にスニーカーショップを出店予定だという。『ESPN』のニック・デポーラ記者が伝えている。 2006年のドラフト2巡目35位でトロント・ラプターズに指名されたタッカーはルーキーイヤー終了後に解雇され、その後はDリーグ(現Gリーグ)やユーロリーグなどでプレイ。2012年にフェニックス・サンズでNBA復帰を果たし、ラプターズを経て、2017年からロケッツに所属している。 3ポイントと守備を武器とするベテランは、オフ・ザ・コートではNBA屈指の熱狂的なスニーカーコレクターとして知られ、キャリアを通じて契約してきたNIKEのコレクションは1000足以上に及ぶという。 新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断しているなか、タッカーは3月21日(日本時間22日)にインスタグラムのライブ機能を使ってQ&Aを実施。そのなかで、「10月にグランドオープンの予定」とヒューストンにスニーカーショップを出店するプランを明かした。 「それは、俺の夢の一つだった。リーグとNIKEと一緒に居たかった。ヒューストンのシューズ文化はクールだ。ここにはたくさんのスニーカーヘッド(熱狂的なスニーカーコレクター)と、シューズを愛する人々がいる。俺が思っていた以上に多いんだ。もっと積極的に活動していく必要があると思った」 NBAでは2018年にゲームで着用するシューズの規定が緩和され、カラーバリエーション豊かで、ド派手なタッカーのシューズがコレクターの間でより注目を集めるようになった。NBA選手では過去にボビー・シモンズ、デリック・ウィリアムズ、デレック・アンダーソンらがショップを出店し、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)はマイアミを拠点とするアパレルブランド「UNKNWN」の共同オーナーを務めている。 今回出店予定のショップでは、NIKEの最新スニーカーやコービー・ブライアントモデルの限定エディションなどがラインナップに入る予定で、『Better Generation』のオンラインストアでもアパレルを含めて販売される可能性があるという。 「俺は自分のシグネチャーシューズが欲しかったことはない。メーカーが俺にシグネチャーを売って稼ごうとした時、俺はそんなことしたくなかった。一足のシューズに捉われたくなかったんだ」 タッカーの“スニーカー愛”が詰まったショップは、コレクターの間でも話題となりそうだ。