NBAといえば豪快なダンクシュートにイケてるバッシュ。なにより、ユニフォーム姿の選手たちはクールそのもの! 2017-18シーズンから「ナイキ」とパートナーシップ契約をしたNBAは、通常のユニフォームの他に各チームの都市が持つ歴史や文化といった個性をテーマにした“シティ・エディション”やクリスマスゲームモデルなど、数種類のデザインを展開している。 昨シーズンのユニフォームの売上げは、予想通りロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズが1位にランクイン。続いて、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリー、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボなど超人気選手が名を連ねた。そして、ジャージの売上げリーグ6位、2年連続で得点王を獲得している、NBA界きっての点取り屋ことヒューストン・ロケッツのジェームズ・ハーデンが本日の主役。 伝家の宝刀であるステップバックジャンパーを武器に得点を量産する、リーグ屈指の人気プレイヤーのハーデン。今シーズン、ジャパンゲームで初来日を果たしたことも記憶に新しいところでしょう。ハーデンの人気は日本でも健在で、アリーナに集まったハーデンファンの実に多いこと! つけ髭でハーデンになりきった、熱狂的なファンがわんさかいましたね。私たち取材陣も、その圧倒的なスターオーラを肌でビンビンに感じました。 ハーデンは5年前に、当時契約していた「ナイキ」から「アディダス」に移籍。推定2億ドル(約238億円)という破格の条件で、13年間のスポンサー契約にサインした。コート上のプレイセンスに加えて、ファッションアイコンとしても期待されたハーデンは、念願のシグネチャーモデルをリリース。 さらに「Y-3」とカプセルコレクションを発表して注目を集めている。プライベートでは大のファッション好きで、「ヨウジヤマモト」や「ジバンシィ」をはじめ、「アレキサンダー・マックイーン」、「ポール・スミス」、「サンローラン」、「ドルチェ&ガッバーナ」などのハイブランドに身を包み、頻繁にコレクションに足を運んでいる。また、ファッション誌にも度々登場、スナップや自身のクローゼットを紹介するなど、センスの高さはファッション界のお墨付き。
この日、ゴールデンステイト・ウォリアーズ戦でサンフランシスコに現れたハーデン。オシャレ上級者ともいえるテラコッタカラーのセットアップにナイロンコートをさらりと羽織って、全体をオーバーサイズで統一したこなれスタイルを披露。さらに、世界中のファッショニスタの間でカブリまくりの「バレンシアガ」トリプルエスはニュートラルカラーをチョイスして、足元に抜け感をプラス。こちらのスニーカーはお値段12万6,500円!まだオンラインには在庫があるようなので、気になる方はぜひ(笑)。 一見、カジュアルなアイテムもハーデンの手にかかれば何のその。カラー使い&計算しつくされたバランスで、こんなにもシックにアップデートされるのです。かなり個性が強いハーデンだけれども、どんな洋服もさらりと着こなす抜群のセンスはさすが。非の打ちどころがございません! 実はハーデン、NBA随一の時計コレクターとしても知られています。Vol.1にブリンブリンの時計で登場した、チームメイトのラッセル・ウェストブルックも「彼のコレクションはすごいよ!」と、驚いたそうだ。次回は、ぜひその貴重なコレクションを披露してほしい。
KATE T. OHIRA NBA/元 VOGUE GIRL エディター/ライター/PT/アスレティックトレーナー KIDS の頃にサクラメント・キングスの J-WILL に衝撃を受けて以来、NBA の虜になり 20 歳までバスケットボール選手として過ごす。その後、PT やトレーナーとして活動する傍ら、 出版社にてファッションやウェルネスコンテンツの制作、監修を行う。現在はフリーランスの編集者として NBA の取材に携わり、スポーツを通してポジティブに生きることの素晴らしさを伝える。