今シーズン序盤に不調だったデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが、徐々に復調している。先日のNBAオールスターゲームの終盤にも値千金の3ポイントシュートを決めたヨキッチの好調の秘訣について、『Clutchpoints.com』のブルーノ・マンリケ記者が以下のようにリポートしている。 昨シーズンのMVP候補の1人にも名前が挙がったヨキッチは、オールスター・ウィークエンド期間中のインタビューで、復調の要因が減量であることを明かした。 「今シーズンの前半はシュートの調子が悪くて、ショートしたり外れることが多かった。おそらく、オーバーウェイトだったのが原因だ」 さらに、今シーズンに入って何kg減量したかと聞かれると、ヨキッチは「9〜11kgだ」と答えている。 ヨキッチは身体能力を売りにしたビッグマンではなく、ゴール近辺の滑らかなシュートやパスが売りの選手だ。だが、この減量によりスピードやスタミナもアップし、ジャンプシュートの精度も向上したようだ。 その結果、今シーズンのヨキッチの成績は昨シーズンよりも高くなっている。今シーズン、ヨキッチは55試合に出場して1試合平均20.6得点、10.2リバウンド、6.9アシスト、フィールドゴール成功率51.8%、3ポイントシュート成功率32.9%を記録中で、チームも38勝17敗でウェスタン・カンファレンスの2位につけている。