宗教上の理由から突如引退を表明していたダレン・コリソンの契約交渉に失敗したロサンゼルス・レイカーズが、今度はディオン・ウェイターズの獲得を検討しているようだと、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者とブライアン・ウィンドホースト記者が報じた。 ウェイターズは、2月6日(日本時間7日)のトレードデッドライン直前に、アンドレ・イグダーラが絡むトレードでマイアミ・ヒートからメンフィス・グリズリーズに移籍したが、その直後にグリズリーズがバイアウト(残りの契約を買い取ること)したため、フリーエージェントになっていた。 レイカーズがウェイターズを獲得する意図について、『CBSSPORTS.COM』のブラッド・ボトキン記者は以下のように考察している。 「レイカーズは3つのタイプの選手を必要としている。その3タイプとは、ロサンゼルス・クリッパーズのカワイ・レナードやポールジョージを守れるようなディフェンスの上手いスモールフォワードと、3ポイントシューターと、プレイメーカーだ。スタッツの上では、ウェイターズは『3ポイントシューターとプレイメーカー』という2つの要素を一気に補える選手だと言える。だが、調子が良い時のウェイターズならベンチからの出場で大量得点を奪うことができるが、調子が悪い時はチームのオフェンスを崩壊させる可能性も秘めている。ウェイターズの獲得は、一種の賭けのようなものだ」 今シーズン、ウェイターズは様々な問題を起こした影響もあって3試合しか出場していない。しかし、その3試合でウェイターズは1試合平均9.3得点、3.7リバウンド、3ポイントシュート成功率47.1%(26本中10本成功)という成績を残している。