約1年ぶりの復帰戦でビッグショットを決めたビクター・オラディポ「マンバメンタリティで打った」

現地1月29日、インディアナ・ペイサーズのビクター・オラディポが、シカゴ・ブルズ戦で約1年ぶりとなる公式戦出場を果たした。すると、第4クォーター残り9秒、ペイサーズが97-100と3点ビハインドの場面で値千金の3ポイントシュートを沈め、オーバータイムに持ち込む立役者となった。 試合は、オーバータイムでわずか6失点に抑えたペイサーズが115-106で勝利を収めている。第1クォーター残り4分12秒でコートに入ったオラディポは、最終的に21分出場し、9得点、4アシスト、2リバウンドをマークした。 右足の大腿四頭筋腱断裂という大怪我を克服し、2019年1月23日以来の実戦でいきなりの大仕事を成し遂げたオラディポは、『FOX Sportsインディアナ』のインタビューでこう振り返る。 「信じられない。今の気持ちを言葉で表すことはできない。本当にタフな1年だった。しかし、ここまで来られたのは神の加護のおかげだ。友人、家族、チームメイト、そしてインディアナの人々に感謝している」 同点弾を決める前まで、オラディポは3ポイントシュートを6本連続で外していた。しかし、それでもあの土壇場で放つことにためらいはなかった。「確かに俺は6本外していたけど、全く気にしていなかった。シュートを打つ時は6本失敗したとは思っていなかった。ただ、1本目を決めたと思っただけだ」 さらにオラディポは、次のように続ける。「無心でシュートを打った。マンバメンタリティだ。コービー、ジジ(娘のジアンナ)、ヘリコプター事故で亡くなった人々に捧げたい」 今日の勝利でペイサーズは今季31勝目(17敗)をマーク。「みんな彼の復帰を待ち望んでいた。それはチームも同じ気持ちだ。そして彼の最後の3ポイントシュートには熱狂した。まさに『おかえりなさい』って感じだったね」とマルコム・ブログトンが語るように、オラディポの復帰はペイサーズにとって大きな起爆剤となるはずだ。

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