ピストンズのブレイク・グリフィンが膝の手術で残り試合を全休か

デトロイト・ピストンズのブレイク・グリフィンが左膝の手術を検討するため、今週にもロサンゼルスで専門医の診断を受ける予定だと、『Yahoo! Sports』 のクリス・ヘインズ記者が現地6日に報じた。同記者によると、グリフィンが手術を受けることになった場合は、今季残り全休を余儀なくされるという。 昨季、ピストンズ史上初の快挙となる平均24得点以上、7リバウンド以上、5アシスト以上を叩き出したグリフィンは、シーズン終了直後の昨年4月に左膝の手術を受けた。膝に問題を抱えながら今季を迎えたグリフィンの出場機会はわずか18試合であり、直近4試合全てを欠場している。グリフィン不在のピストンズは、現地5日に行われたロサンゼルス・レイカーズ戦でペイントエリアを支配され、相手に20ブロックを許してしまい敗戦。現時点で13勝24敗と窮地に立たされてしまった。 現地2日、ピストンズのオーナーであるトム・ゴアーズが試合中のインタビューで、「現状を打破するためにすべきことがたくさんある」と発言して以降、センターであるアンドレ・ドラモンドのトレード説が浮上するなど、ピストンズの再建モードが囁かれている。 現地6日にNBAが発表したレポートによると、ピストンズが2年7,600万ドル(約82億円)の契約が残っているグリフィンと今後どのように向き合っていくかは未定だという。仮にピストンズがトレードを検討したとしても、グリフィンの怪我の歴史、重い契約内容、30歳という年齢を考慮した際、トレードパートナーを探すのは非常に難しいというのが多くの専門家やインサイダーの見解だ。 ピストンズは今季2連勝以上の成績が残せず、直近13試合では10敗と不調が続いている。NBAによると、今季2度の5連敗を経験しているピストンズのディフェンス・レーティングはリーグ全体21位、ターンオーバーによる失点数とペイントエリア内における失点数は、それぞれ26位と24位だという。 現状プレイオフ圏外となるカンファレンス11位につけるピストンズの課題は多いが、8位のオーランド・マジックとの差は3.5とまだチャンスは残っている。ピストンズが今後どのような策に転じるかは、グリフィンのコンディションと決断にかかっているようだ。

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