ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンが手術後初のフルメニューを消化「戻って来られて良かった」

ニューオーリンズ・ペリカンズの新人ザイオン・ウィリアムソンが現地1月2日、プレシーズンで右膝を負傷して以降では初めて練習でフルメニューを消化した。 高校時代に強烈なダンクを連発して注目を浴び、デューク大で平均22.6得点、8.9リバウンドの成績を残すなど大きな注目を浴びたザイオン。前評判通り、2019年のドラフトで1巡目1位指名を受けたが、開幕前に右膝半月板損傷で手術を受け、ルーキーイヤーはここまでまだ1試合も出場していない。 2019年12月から個人練習を開始していたなか、1月2日には手術を受けて以降では初となる全体練習でフルメニューを消化した。『ESPN』によれば、ザイオンは離脱中に子どもたちから復帰について尋ねられることが何度もあったという。そのたびに、「まだ準備ができていないんだ」と言わなければならない自分に少しうんざりしていたようだ。 「もし練習への復帰が僕次第だったなら、2週間前にはコートへ戻ってきていただろう」 ザイオンはチームの方針もあって慎重を期したことを明かす一方で、「戻って来られて良かった」と素直に喜びを語る。 「僕は19歳で、コートに戻りたい。そのバランスは難しかった。でも専門的な観点から、長い目で見ないといけなかった」 アルビン・ジェントリーHC(ヘッドコーチ)は、この日の練習はチームとしては軽いメニューだったとし、現地1月3日のロサンゼルス・レイカーズ戦、4日のサクラメント・キングス戦を続くロードでの2連戦でザイオンがプレイすることはないと断言。改めて、復帰時期を模索している段階だと説明した。 「彼がどのような進歩を遂げているか知るためには時間が必要だ。適切なタイミングでプレイする。でも、彼が進歩していることは知っている。それが一番重要なことだ」 ザイオン自身も復帰時期に関しては「正直、言えない」と明言を避け、「(チームの)チェックをクリアしないといけない」と話している。 これまでザイオンは身長201cmに対して、129kgと言われる体重が故障の要因だと指摘されてきた。リバビリ中、ウォーキングやランニングのフォーム修正などに努めてきたが、間もなく訪れるであろうデビュー戦ではどのようなプレイを見せてくれるだろうか。

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