現地12月4日に行われたロサンゼルス・レイカーズ対ユタ・ジャズの一戦で、レイカーズのレブロン・ジェームズが明らかにトラベリングをしたにも関わらず審判に見逃される一幕があった。 第1Q(クォーター)に、ドリブルをしながらゆっくりとハーフウェイ・ラインを越えたレブロンが、一瞬だけドリブルを止めて3歩半ほど歩いたが、審判はトラベリングをコールしなかった。 この出来事について、レブロンは試合後に「あれは、おそらく俺のキャリアでも最悪の出来事だった。ハーフタイムにコーチの1人がビデオを見せてくれるまで、俺は自分がトラベリングをしたことを知らなかったんだ」とコメントしたと、ESPNのデイブ・マクマナマン記者は報じている。 レブロンがトラベリングをした時、マッチアップしていたジャズのボヤン・ボグダノビッチが間近にいたジェイシン・ゴーブル審判にアピールしたが、ゴーブル審判は首を振ってトラベリングをコールしなかった。 レブロンは、その時の様子について「俺は、KCP(ケンテイビアス・コルドウェル・ポープ)とドノバン(ミッチェル)が交錯している様子に気を取られていたんだ。KCPが走り出した時にドノバンとぶつかって、彼はフロアに倒れたんだよ。俺はKCPにパスをするつもりだったから、彼が倒れたのを見て、俺の脳が誤作動を起こしたんだ。あれは完全な誤作動だったよ」と説明している。 レイカーズのガードのダニー・グリーンは、レブロンがトラベリングしたことに気付いていたと、試合後に明かしている。 「一瞬、何が起こったのか分からなかったよ。俺は『何故こんな事が起きたんだ?』という感じだった。目の前で起きている事態が理解できなかったんだ。だが、試合後の今となっては笑い話だけれどね」