エンビード、天敵マルク・ガソル相手にキャリア初の0得点に封じられ「このような内容で終わってはいけない」

フィラデルフィア・76ers(以下、シクサーズ)のジョエル・エンビードは、自身のことを「リーグで最も止められない選手」と評している。しかし、トロント・ラプターズのマルク・ガソルには今回も抑え込まれてしまった。 96対101で競り負けた現地25日のラプターズ戦で、エンビードはフィールドゴール(FG)11本、フリースロー3本を全て失敗。NBAキャリア171試合目にして、初の0得点に終わった。1試合でFG10本以上かつ、フリースロー3本以上を放って無得点に終わったのは、長いリーグ史においても1954年のアーニー・ライゼン(当時ロチェスター・ロイヤルズ/現サクラメント・キングス)以来となる。 エンビードは、ラプターズと対戦した昨シーズンのプレイオフ、イースタン・カンファレンス準決勝でもガソルにマークされ、計7試合のFG成功率が37%にとどまっていた。そして今回の対戦でも、ガソルだけでなくパスカル・シアカム、OG・アヌノビーといったリーチの長い選手がヘルプに来るラプターズの守備に沈黙させられた。今シーズン、エンビードのペイント内の得点はリーグ8位の約13得点だったが、この試合ではわずか2本しかペイント内でシュートを打てず。しかも、その両方をガソルにブロックされている。 なお、この試合はシクサーズにとって直近5日間で3試合目というもの。しかし、エンビードは「このような内容で終わってはいけない」と、過密日程の影響を否定する。「NBAで、自分の無得点について話すなんて、考えたことすらなかった。しかし、実際にそうなってしまった。シュートが入る時もあれば、そうでない時もあるよ」 シクサーズのブレット・ブラウンHCは、エンビードを抑えたガソルを賞賛している。「かつて最優秀守備選手賞に輝いたマルク・ガソルをみんな評価すべきだと思う。彼は素晴らしかった。今夜はジョー(エンビード)にとって長い夜だったね」

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