シクサーズ、開幕戦での強力守備に指揮官も好感触

フィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)は、現地23日に行われたボストン・セルティックスとの開幕戦を107対93で勝利した。ともにファウルの多い荒れた一戦となったが、その中でもシクサーズの堅い守備が光った。 この結果にシクサーズのブレッド・ブラウンHCは、満足している。「ディフェンスは、いつもの私たちではなかったかもね。今日は、異なる結果になると見ていたかもしれない。ただ、全体的に言って、これは私が望むものだ」 シクサーズはオフェンスにおいて、オフシーズンにJJ・レディック、ジミー・バトラーの抜けた穴が目立ち、3ポイントはわずか29本中7本のみ成功など、外角シュート力の課題が出ている。一方で、守備はセルティックスのペイント内のシュートを45本中19本成功に抑え、アウトサイドシュートに対しても激しいプレッシャーをかけてセットオフェンスをスムーズに展開させないなど、素晴らしい内容だった。 また、シクサーズの9人ローテーションの中で最も身長が低い196cmの新人マティース・サイブルは、プレシーズンでリーグトップのスティール数(最低で計50分以上出場)を記録。この勢いを公式戦でも持続し、セルティックスの中心選手であるケンバ・ウォーカーをフィールドゴール(FG)18本中4本成功に封じるのに貢献するなど、21分の出場で2ブロック、2スティールの活躍だった。 ただ、指揮官は守備の方が、攻撃よりも仕上がりは早いものだと語り、現状を冷静にとらえている。「このリーグに長い間いて毎年見てきたことは、オフェンスはディフェンスに比べて遅れをとっている。何故ならシンプルなルールで、ハードにプレイすれば、シーズン序盤でも高いレベルで安定することができる。だから、ディフェンスが良かったのと、オフェンスはそんなに良くなかったのも予想できたことだ」

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