ダラス・マーベリックスのダーク・ノビツキーは、左足首痛のためプレシーズンゲームを全休した。マーベリックスのレギュラーシーズンは現地10月17日の対フェニックス・サンズ戦で開幕するが、ノビツキーは開幕戦だけでなく少なくともあと数週間は欠場を余儀なくされるようだ。 マーベリックスのリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)は、ノビツキーの復帰時期に関して、取材陣に対して以下のように答えた。 「彼の復帰にはあと数週間かかるだろう。私が言えるのはそれだけだ。まだ明確な復帰時期を語る段階ではない。彼の状態は良くなっているが、コート上ではまだ満足に練習できていない。あと10日後ぐらいには、何かしらの進捗を報告できるはずだ。」 ノビツキーは、今オフに左足首の修復手術をしたが、9月上旬にはチームメイトと一緒にスクリメージ(試合形式の練習)ができる状態になっていた。しかし、その後、彼は足と足首に炎症を起こし、現地9月21日から始まったトレーニングキャンプでは、コート上での練習を一切控えていた。 40歳のノビツキーは、NBAキャリア20シーズン目の昨シーズン、77試合に出場して1試合平均12得点5.7リバウンド1.6アシスト、スリーポイントシュート成功率40.9%という成績を残した。12回のNBAオールスター出場歴を誇るノビツキーは、NBA通算得点記録の歴代5位にランクしているウィルト・チェンバレンまで、あと232得点というところにまで迫っている。彼は、NBA史上6人しか成し得ていない通算3万得点以上を既に達成している。この記録を達成した外国人選手は、ノビツキーただ1人だ。今シーズン、彼は、同一球団で21シーズン連続でプレーする史上初の選手となる。 数週間前にチームのトレーニングキャンプが始まった時、ノビツキーは今シーズンから控え出場を受け入れる意向を明らかにしていた。だが、彼がコート上に復帰するタイミングは、文字通り不透明な状況だ。