公開練習に登場したポルジンギス「バスケットボールが恋しかった」

現地6日に行なわれた公開練習で、マーベリックスのクリスタプス・ポルジンギスが今年2月にニックスからトレードで加入して以降初めてコートでプレイする姿をファンに披露した。 スクリメージでポスジンギスは、ルカ・ドンチッチにピックプレイでスクリーンをかける。これを受けて左にドリブルしたドンチッチからパスを受けると、見事にジャンプシュートを沈めた。青と白チームに分かれた練習で、ポルジンギスとドンチッチは一緒のチームでプレイ。ポルジンギスは最初の5分間で10得点を挙げてみせた。 ファンの前で、実に19か月以上ぶりとなるプレイを披露したポルジンギスは、練習終了後「アグレシッブにプレイし、高さとアウトサイドのシュート力を生かして、多くの状況で相手に脅威を与えられる存在であることを見せたいと、ずっと思っていた」と語った。 「バスケットボールが恋しかった。競争できることを待ち望んでいたんだ。このまま正しい方向に進み、自分の力を示せてシーズンが始まればいいね」 リック・カーライル・ヘッドコーチは、ポルジンギスに大きな期待を寄せている。「彼は卓越したオフェンス能力を持った選手だ。ここまで復帰するため、本当にハードワークをしてきた。長い期間を経て、NBAのアリーナでファンの前に戻ってきてくれたことに興奮している。まだ、キャンプの序盤だが、彼は素晴らしいプレイを継続して見せてくれている」 スクリメージ後、ポルジンギスは公開練習では過去最多となる8850人が詰め掛けた観客席に向かって、サインしたバスケットボールを投げ込んだ。その後、一旦ロッカールームに戻ったが再びファンの前に姿を表し、サインをしたり一緒に写真を撮ったりとファンとの交流を楽しんでいた。 「ここに来た人々とつながりを持ちたかった。僕にとって新し場所で、みんな自分のことをよく知らない。それにファンとの交流が好きなんだ」 こう語る彼は、すでにダラスでの暮らしは居心地がいいと続ける。 「これまで住んだ場所の中で、おそらくダラスの人々は最も親切だと思う。みんな礼儀正しく、笑顔で明るい。この街と人々は、とても素晴らしいね」 ドンチッチとの連携についても「僕たちは、前からお互いを知っていたし、スペイン語で会話できることなど、色々とよいケミストリーを作るのに役立っている。2人ともに若く、走ってアグレッシブにアタックするプレイが好きなところも同じだ。互いを助け合うことができる」と、さらなる向上に手応えを得ている。

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