今夏の八村塁は大忙しだった。6月に行われたNBAドラフトの1巡目全体9位でワシントン・ウィザーズに指名された八村は、7月はラスベガスで開催されたNBAサマーリーグに出場し、8月と9月は日本代表として親善試合とFIBAワールドカップに出場した。そして、彼は先週からワシントンD.C.に戻って自主的なワークアウトを開始している。 八村は以前よりワシントンにある日本人コミュニティとの繋がりを作りたいと話していたが、そんな彼に嬉しい知らせが届いた。在アメリカ合衆国日本国大使館の特命全権大使を務める杉山晋輔氏が八村に招待状を送り、現地9月20日に日本大使館への表敬訪問が実現したのだ。 杉山大使は豪華な自宅に八村を招待して、贈り物の交換や、お茶を飲みながらの会談を行った。この時、八村は、背中に「SUGIYAMA」と名前が入ったウィザーズのジャージーを杉山大使にプレゼントし、大使夫妻は八村に美しい花束を贈呈した。 自宅で八村をもてなした際に、杉山大使は「バスケットボール界のスーパースターになってください」と八村を激励したほか、「あなたに間違いなく言えることは、この場所はもう、あなたのものだということです。あなたや、あなたの家族や友人は、いつでもここに来て、私たちと夕食を共にすることができます」という温かいコメントを贈ったそうだ。 今回の表敬訪問には、トミー・シェパード・ゼネラルマネージャーをはじめとするウィザーズのフロント・オフィス・スタッフも多数招待された。彼らは、大使と大使の家族を同10月30日に行われるホーム開幕戦に招待した。ウィザーズのホーム開幕戦の対戦相手はヒューストン・ロケッツだ。