FA解禁となった現地6月30日、ブルック・ロペズはミルウォーキー・バックスと再契約を結び、ブルックの双子の弟であるロビン・ロペズもバックスに移籍することとなった。今オフ、バックスはロペズ兄弟以外にも、チームの主力であるクリス・ミドルトンと再契約に至ったほか、カイル・コーバー、ウェズリー・マシューズ、ドラガン・ベンダーを含む、複数ロールプレイヤーと契約を結んでいる。 ミドルトンとの高額契約に関しては、一部否定的な意見も聞かれるが、バックスにとって全体的に良いオフシーズンになったのではないだろうか。 現地メディアHoopsHypeの取材でバックスが今オフに取ったアクションについて問われたブルックは、「ロビンとの契約を除けば、全ての面において正しい判断をしたと思うよ」と冗談を飛ばした。 また、同取材で新シーズンから弟ロビンと一緒にプレイすることについて問われたブルックは、以下の通り語った。 「バックスで弟のロビンと一緒にプレイできるのは、とても楽しみだよ!特に俺らの母親は待ち遠しくて仕方ないみたいだ。彼女は俺らの試合を見るために、ミルウォーキーに移住までしてくるつもりなんだ。それに、彼女はミルウォーキー出身だから、地元に戻ってこれることも凄くうれしいみたいだね。」 スタンフォード大学でタッグを組んでいたロペズ兄弟が、今度はバックスで12年ぶりにチームメイトとなる。 センターでありながら外からのシュートを得意とするブルックは、相手選手を外に引き付け、コート上にスペースを生み出すことのできる貴重なビッグマンだ。昨季はスリーポイントシュート成功率36.5%を記録し、バックスのエースであるヤニス・アンテトクンポのドライブスペースを作る、重要な役割を果たした。今オフは米国代表として中国で開催予定のワールドカップにも参加予定であり、自身の更なる成長に加え、新シーズンはベテランとして若いバックスを牽引するリーダー役も期待される。 一方ロビンは、ペイントエリアでは誰にも力負けしないタフさと、高いディフェンス力を武器としており、昨季シカゴ・ブルズでは1試合平均9.5得点、3.9リバウンド、1.2アシストという力強いスタッツを残している。 兄弟で夫々強みの違うブルックとロビンがバックスをインサイドから支える事で、バックスとして悲願の優勝に手が届くか見ものである。 スポヲタ:ビタラフ アドル