ポートランド・トレイルブレイザーズのポイントガードであるデイミアン・リラードが公式に4年1億9600万ドル(約213億円)のスーパーマックス契約を交わしたことを「Oregonian」のショーン・マアー記者が報じた。 リラードはラスベガスで行われた記者会見で以下の通り述べている。 「僕らは特別な物を築き上げてきたと思うよ。僕は今のこの環境を築き上げるのに関わってきて、これからもずっとチームに関わっていきたいと思っている。」 これについて、トレイルブレイザーズのテリー・ストッツHC(ヘッドコーチ)は以下の通り付け足した。 「この文化は様々な人たちの手によって築き上げられてきたが、リラードが関わっていなかったら全く無意味だったよ。」 深い信頼関係にあるリラードとチームの新たな契約が開始されるのは2021-22シーズンからとなる。また、ESPNのブライアン・ウィンドホースト記者によると、新しい契約には最終年に5430万ドル(約59億円)のプレーヤーオプションが含まれるという。 多くの専門家は、トレイルブレイザーズがリラードとの関係を継続させるために、スーパーマックス契約をオファーすると予想していた。 リラードは昨シーズンに平均25.8ポイント、6.9アシスト、1.1スティール、シュート成功率44.4%、そしてスリーポイント成功率36.9%を記録。4度オールスターに選出されており、リーグ屈指のエリートポイントガードとして頭角を現し始めている。 28歳のリラードはオクラホマシティー・サンダーとのプレイオフ・シリーズをブザービーターで締めくくり、チームをカンファレンス・ファイナルズまで導いた。悔しくもゴールデンステイト・ウォリアーズと迎えたカンファレンス・ファイナルズには敗れたが、リラードは常に自分のチームに誇りを持っていた。 リラードは2021-22シーズンからの契約を4年延長したことにより、少なくともあと6シーズンはトレイルブレイザーズでプレーすることになる。いや、リラードのチームに対する忠誠心やチームもリラードを必要としており、感謝していることを踏まえると、フランチャイズプレーヤーとしてトレイルブレイザーズでそのキャリアを終える可能性が高いだろう。 文:ビタラフ アドル