ポール・ジョージを電撃トレードでロサンゼルス・クリッパーズに放出したオクラホマシティ・サンダーが、今度はオールスター・ガードのラッセル・ウェストブルックのトレードも考え始めているようだ。 ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、ウェストブルックと彼のエージェントが、サンダーのサム・プレスティGM(ゼネラルマネージャー)と将来に関する話し合いをしているそうだ。その話の中には、今夏のトレードに関する案件も含まれているようだ。 ウェストブルックは、4年1億7000万ドル(約190億円)という巨額契約を残している。しかし、エースの1人であるジョージを放出し、その見返りとして複数のドラフト指名権を手にしたサンダーが、ロスターを再編成して新たな出発を切ろうと考えても何の不思議もない。 2008年のNBAドラフト1巡目全体4位指名でサンダーに入団したウェストブルックは、プロ入りから11年プレーしてきたサンダーで1試合平均23得点、7リバウンド、8.4アシストを記録している。彼はこれまでに、シーズンMVP(2017年)、2度の得点王(2015年と2017年)、2度のアシスト王(2018年と2019年)、8度のNBAオールスター出場、2度のNBAオールスターMVP、そして3年連続のシーズン・トリプルダブルといった数々の偉業を達成している。