8月7日、パリ五輪バスケットボール男子準々決勝のアメリカ対ブラジル戦が行なわれ、122-87でアメリカが完勝した。 レブロン・ジェームズはわずか16分39秒の出場で12点、9アシストを記録。さらに、ジョエル・エンビードは12分20秒で14点、7リバウンド、デビン・ブッカーが15分13秒で18点を叩き出すなど、それぞれが限られた時間で持ち味を存分に発揮した。 アンソニー・デイビスはエンビードの活躍について、「アグレッシブで支配的だった。彼はプレイする準備ができていたし、明らかに観客のブーイングを糧にしていた」と絶賛した。 バム・アデバヨは、「選手層が厚いではなく、正しいプレイができるかどうかが大切。我々はマッチアップよりも、まずそのことを気にしている」と、自分たちが理想とするスタイルで戦えているかどうかを重視していると明かした。 また、この試合で11点を挙げたケビン・デュラントは、リサ・レスリーを抜いてオリンピックにおける総得点でアメリカ代表の歴代トップに立った。 アメリカは9日に行なわれる準決勝で、オーストラリアを破ったセルビアと対戦する。アメリカとセルビアはオリンピック直前に親善試合を行なっており、アメリカが勝利している。また、2016年のリオ五輪と2014年のFIBAワールドカップの決勝でも対戦している。 それでもスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、「油断はできない」と気を引き締める。 「セルビアは本当にいいチームだし、2度勝ったからといって油断はできない。彼らのベストエフォートに対して準備しなければならないんだ」