レブロン・ジェームズがプレイヤーオプション破棄 チーム補強のために減俸受け入れへ、無制限FAトンプソンは有力候補

ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは5140万ドル(約82億7000万円)のプレイヤーオプションを破棄し、レイカーズと新たな契約を結ぶことを目指すという。『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者が伝えた。 ジェームズはNBA21年目の2023-24シーズン、71試合に出場して平均25.7得点、7.3リバウンド、8.3アシスト、1.3スティール、フィールドゴール成功率54.0%をマーク。今年12月には40歳を迎えるなかで、衰えを感じさせないプレイを見せた。 去就が注目されていたが、プレイヤーオプションを破棄して無制限FAになることを正式にチームに伝えたという。他チームへの移籍を前提としたものではなく、代理人のリッチ・ポールは「彼は(レイカーズの)ロスターの改善を優先している」と説明した。 「インパクトのある選手」と契約するために、ミッドレベル例外条項の1290万(約20億8000万円)ドル全額を使えるように、ジェームズは自身が手にできる3年総額1億6200万ドル(約261億円)を下回る契約にサインする意志があるとマクメナミン記者は伝えている。 レイカーズはチーム3位の平均18.0得点、6.3アシストを挙げたディアンジェロ・ラッセルが1870万ドル(約30億円)のプレイヤーオプションを行使して残留。これによりラグジュアリータックスの支払いは確定しており、例外条項のためにジェームズは減俸を受け入れる覚悟のようだ。ポールはチームUSA(アメリカ代表)のキャンプが始まる前にレイカーズとの契約を締結したい、と話している。 関係者によれば、レイカーズはジェームズ・ハーデン(ロサンゼルス・クリッパーズ)やクレイ・トンプソン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)のようなベテランのプレイメーカー、あるいはヨナス・バランチュナス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)のようなアンソニー・デイビスと一緒にプレイできるビッグマンを候補にしているという。 『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は無制限FAとなる歴代4位の3ポイント成功数2481本、同20位の3ポイント成功率41.3%を誇るトンプソンが別なチームで新たな居場所を見つける「覚悟がある」とし、レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、ダラス・マーベリックスが有力候補と伝えた。 レイカーズはジェームズが納得するような陣容を用意することができるだろうか。

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