3連敗のウォリアーズ、大黒柱カリーが危機感「手遅れになる前にアイデンティティを見つけないといけない」

ゴールデンステイト・ウォリアーズは、日本時間2023年12月31日(現地30日)に本拠地で行われたダラス・マーベリックス戦に122-132で敗れた。5連勝と調子を取り戻し始めていたところで3連敗を喫した形となり、指揮官や主力選手たちは無念さを滲ませている。『ESPN』のケンドラ・アンドリューズ記者が伝えた。 開幕から勝ち負けを繰り返してきたウォリアーズは、ドレイモンド・グリーンが12月13日(同12日)のフェニックス・サンズ戦でユスフ・ヌルキッチの顔を殴打したとして、NBAから無期限の出場停止処分を科されて離脱中。17日(同16日)のブルックリン・ネッツ戦から5連勝を記録したが、26日(同25日)のデンバー・ナゲッツ戦で連勝が止まり、マブズ戦まで3連敗を喫した。 マブズ戦ではカリー、クリス・ポール、クレイ・トンプソン、ジョナサン・クミンガ、トレイス・ジャクソン・デイビスという今季初のスタメンの組み合わせを送り出し、カリーが25点、ポールが24得点をマーク。その一方で、マブズのエースであるルカ・ドンチッチに両チームトップの39得点、10アシスト、チームフィールドゴール成功率55.7%を許し、力負けした。 ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、「いいチームに必要な、団結してグループのためにプレイするという気概がまだ見つかっていない。我々はまだそこに到達していない。それが問題だ。素晴らしい選手たちが揃っているが、各試合で勝利だけに専念する形になるまでは、この場所から抜け出せないだろう」と課題を指摘。カリーも、「アイデンティティを模索していて、チームとしてそれを見つけられていない。32試合も戦ってきて、フラストレーションが溜まっているのは事実だ。優勝候補、いいチームならたいていその答えが導き出せる。手遅れになる前にそこに到達しないといけない」と危機感を覗かせた。 また、38歳のベテラン司令塔ポールは「どうすれば勝てるか、そのために何をしなければならないのか。それがすべてであり、みんな理解している。チームには無私無欲の選手が揃っている。あとは48分間、それをどうまとめるかだ」と語っており、もうしばらく“最適解”を探す戦いは続きそうだ。

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