トレードやFAの移籍がひと段落したNBAだが、ロサンゼルス・クリッパーズ行きを希望していると報じられているフィラデルフィア・76ers(以下シクサーズ)のジェームズ・ハーデンは未だ動きが見られない。それでもハーデンは、来季クリッパーズでプレイすることを諦めていないという。『Yahoo Sports』のジェイク・フィッシャー記者は、「シクサーズの意向にかかわらずハーデンは2023-24シーズンにクリッパーズでプレイするつもり」と報じている。また、クリッパーズ以外とはトレードの話もしていないと明かした。 チームメイトのジョエル・エンビードはハーデンの気持ちが変わることを望んでいると語っている一方、ダリル・モーリー球団社長は「ジェームズが心を入れ替えてくれたら我々はみんな大喜びするだろう。しかし彼はトレードを望んでおり、我々もそれを尊重しようとしている」と、ハーデンの気持ちが変わらない限りはトレードに応じると話している。 3560万ドルのプレイヤーオプションを行使して1年の残留を決めたハーデンだが、クリッパーズ側から魅力的なオファーを引き出せずシクサーズが手詰まりとなっているとも報じられている。10月のトレーニングキャンプまでの解決は難しそうという見方も出てきている中、33歳のオールスターガードはクリッパーズ行きという目的を果たすことができるのか。