日本時間6月5日(現地4日)、デンバー・ナゲッツとマイアミ・ヒートによるNBAファイナル2023の第2戦が行なわれ、ヒートが111-108で勝利した。ヒートはシリーズ初白星、ナゲッツは今季のプレイオフでホーム初の敗戦を喫した。 ナゲッツは今プレイオフ2桁のリードを奪った試合では11勝0敗、第4クォーターに入る時点で最低8点のリードを奪っていた場合はシーズン全体で37勝1敗というデータがあった。そんななか、ヒートは最大15点のビハインド、第4クォーター開始時点で8点のビハインドを背負っていた。しかし、そこからヒートは17-5のランで一気に逆転。終盤にはナゲッツが猛追するも、何とか逃げ切りに成功した。 ヒートのエリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)は、「我々のチームはコンペティターの集まり。彼らはこのような瞬間が大好きなんだ」と振り返った。また、バム・アデバヨは「これがファイナル。何とかやり切った」とコメントしている。 ヒートはゲイブ・ビンセントがチームハイの23点、ジミー・バトラーとアデバヨがそれぞれ21点をマークした。また、第1戦で不調だったマックス・ストゥルースが14点、ダンカン・ロビンソンが10点を記録。この試合で先発したケビン・ラブは10リバウンドを奪い、守備でも貢献した。 ナゲッツは二コラ・ヨキッチがゲームハイの41点、11リバウンドのダブルダブル。終盤の追い上げを演出したジャマール・マレーは18点、10アシストをマークしたが、最後のポゼッションで決まれば延長に持ち込めた3ポイントを外してしまった。マレーをマークしていたジミー・バトラーは、「コンテストに行っただけ。外してくれて本当良かった」とコメントしている。 ナゲッツがホームで敗れたのは3月31日(現地30日)以来。マイケル・マローンHCは、「やる気について話したい。NBAファイナルでやる気について話さなければいけないことを大きく心配している」とチームに警鐘を鳴らした。 マイアミに舞台を移す第3戦は、8日午前9時30分開始の予定だ。