メンフィス・グリズリーズのジャ・モラントは、クラブで銃をちらつかせる様子をインスタグラムでライブ配信して批判を浴び、NBAも調査を開始。日本時間3月5日(現地4日)、チームを離れ、最低2試合は欠場することが発表された。 モラントは今回のクラブの件以外にも、脅迫・暴力に関する疑惑が浮上。昨夏、自宅の庭で友人たちとピックアップゲームをプレイした時に17歳の少年の顔面を複数回殴り、銃を見せたとも言われている。さらに、メンフィスのショッピングモールで警備員を脅迫、インディアナ・ペイサーズ戦を終えたあとに友人たちと車に乗り込んだ際にペイサーズの選手に向けてレーザーを照射するなど、問題行動が指摘されていた。 グリズリーズは、「ジャ・モラントは少なくとも2試合はチームを離れる」とだけ発表。一方、モラントは代理人を通じて「昨夜の自分の行動はすべて僕に責任がある。家族、チームメイト、コーチ、ファン、パートナー、メンフィスの都市、そしてグリズリーズの組織を失望させてしまい、申し訳なく思っている。助けを求めるために少し時間を取って、ストレスと健康に対処するための方法を学ぶつもりだ」と声明を出した。 現在デンバー・ナゲッツ(45勝19敗)に次ぐウエスト2位(38勝24敗)につけるグリズリーズ。リーグ9位の平均27.1得点を叩き出している大黒柱のモラントを欠く影響は小さくない。 さらに、グリズリーズは今季平均10.0得点、5.5リバウンドを記録しているシックスマンのブランドン・クラークが3月4日(現地3日)に行われたデンバー・ナゲッツ戦の第1クォーター途中で負傷交代。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によれば、左アキレス腱断裂と診断されてシーズン絶望となったという。 また、今季57試合に出場してチーム4位となる平均14.4得点の成績を残しているディロン・ブルックスもナゲッツ戦の第4クォーター残り5分45秒にシーズン通算16回目のテクニカルファウルを受け、1試合の出場停止が決定。3月6日(同5日)のロサンゼルス・クリッパーズ戦を欠場することになっており、上位につけるグリズリーズは揺れている。