2022-23シーズンのNBAはオールスターが終わり、シーズン終盤戦に突入。シーズンMVPの行方も気になるなかで、NBAアナリストのマイケル・コールマン氏はボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムの受賞を望んでいる。 今季は現時点で平均30得点以上が6人、得点ランキング7位につける38歳のレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)も平均29.6得点を叩き出すなど、ハイレベルなパフォーマンス合戦となっている。 過去2年連続でシーズンMVPに輝いているデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチは今季52試合に出場して平均24.7得点、11.6リバウンド(リーグ3位)、10.2アシスト(同2位タイ)とシーズン平均トリプルダブルをマーク。チームもセルティックスに次ぐリーグ2位(42勝18敗)の成績を残しており、3年連続MVP受賞の快挙も夢ではない。 ヨキッチMVP受賞の支持率は先週の43.8%から63.6%までアップしているというが、NBAアナリストのマイケル・コールマン氏は『Sportskeeda』のポッドキャスト『BallFather』で「MVPオッズはジョーカー(ヨキッチ)に優勢だが、私はテイタムに獲得してほしい。(NBA新記録の)55得点を挙げたオールスターゲームで流れが変わるかもしれない」とテイタムを推した。 NBA6年目のテイタムは今季、56試合に出場して平均30.6得点(リーグ6位)、8.7リバウンド、4.6アシストと主要3部門でいずれもキャリアハイペース。リーグ最高勝率(43勝17敗)を記録しているセルティックスを力強く牽引している。 フィラデルフィア・76ersのジョエル・エンビード(平均33.0得点)、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ(同31.3得点)らを含めたMVPレースは今後さらに熾烈さを増していきそうだ。