ロニー・ウォーカー四世が“元同僚”ウェストブルックを称賛「これまで見てきた中で最高のチームメイトの1人」

オールスター選出9回を誇るラッセル・ウェストブルックは、今シーズンのトレード期限最終日となった日本時間2月10日、ロサンゼルス・レイカーズからユタ・ジャズへトレードされた。その後、バイアウト(契約買い取り)が合意に達し、ウェイブを経て、代理人はロサンゼルス・クリッパーズ行きを明かしている。レイカーズのロニー・ウォーカー四世は、矢面に立つことも多かったウェストブルックが「最高のチームメイトの1人だった」と振り返っている。 オクラホマシティ・サンダーで一時代を築き、2019年以降はヒューストン・ロケッツ、ワシントン・ウィザーズと渡り歩いたウェストブルック。21年8月にレイカーズへの移籍が決まり、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスとのビッグ3を形成したが、平均18.5得点、7.4リバウンド、7.1アシストの成績こそ残したものの上手くチームにフィットできず、ウェスタン・カンファレンス11位(33勝49敗)でプレイオフ進出を逃した戦犯として批判の対象となった。 プレイヤーオプションを行使してレイカーズに残留した今季は、開幕直後にスタメンからシックスマンに転向。52試合(うち先発3試合)に出場して平均15.9得点、6.2リバウンド、7.5アシスト、6.2リバウンドを記録していたなか、ジャズ、ミネソタ・ティンバーウルブズとの3チーム間トレードで、ジャズへ渡った。 ジャズは日本時間2月21日(現地20日)、ウェストブルックをウェイブしたと発表。ウェイバー期間を経て、無制限のフリーエージェント(FA)となり、代理人のジェフ・シュワルツはクリッパーズと契約する意向であることを明かしていた。 今季レイカーズに加入したロニー・ウォーカー四世はポッドキャスト『Buckets』に出演した際、約半年間の共闘にとどまったスーパースターのウェストブルックに賛辞の言葉を送った。 「ラスはプロフェッショナルだ。彼が怖気づいたり、動揺したりする姿を見たことがない。サンアントニオにいた昨季、外から(レイカーズを)見ていて、『ラスに何が起こっているんだろう』と思っていた。でも、実際にチームメイトになってみて、彼はこれまで見てきた中で最も勤勉な選手だし、たぶん最高のチームメイトの1人だ。メディアが彼に与えた影響は想像以上に大きかった。ラスは毎日のように周囲に気を配っている。試合後には、僕の家族にも声をかけてくれた。純粋に素晴らしい男で、彼からは激しさを学んだ」 ロニー・ウォーカー四世は、ウェストブルックからプロフェッショナルとは何たるかを学んだとリスペクトしていた。

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