日本時間1月31日(火)午前9時30分(配信は午前9時10分開始)からロサンゼルス・レイカーズとブルックリン・ネッツが対決する。レイカーズには1月24日にワシントン・ウィザーズからトレードで加入した八村塁が、ネッツには今季キャリア最高のシーズンを送っている渡邊雄太が在籍。2人の顔合わせは昨年11月5日以来、今季2度目だ。 ここまで23勝27敗でウェスタン・カンファレンス13位(1月29日時点)と低迷するレイカーズは、リーグ最低レベルの3ポイントをはじめオフェンスでの効率性を高めるため、八村獲得というテコ入れを行った。今後はプレイオフ進出へ向け、負けられない戦いが続いていく。 一方のネッツは30勝19敗でイースタン・カンファレンス4位と上位をキープしている。しかし、1月9日にエースであるケビン・デュラントが右膝の靭帯を負傷して戦列を離脱。その後4連敗を含む3勝6敗と、一時の好調は影を潜めている。昨季はデュラント不在時に8勝19敗と大きく負け越しただけに我慢したいところだ。
試合においてやはり気になるのは、八村と渡邊の日本人対決だ。今季最初の対戦では、渡邊が14点、8リバウンド、1スティール、2ブロックと攻守に躍動。当時まだウィザーズでプレイしていた八村は2得点に終わり、試合もネッツに軍配が上がった。 その後は両選手の怪我もあり直接対決はお預けとなっていたが、今回は互いにコンディションは良好。約3か月ぶりのマッチアップが実現する可能性は高そうだ。
日本人対決ということで普段以上に2人の活躍に期待は高まるが、特に八村にとっては重要な一戦となる。1月30日にレイカーズは、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスが試合を欠場すると発表。得点源であるスーパースター2人を欠くなかでの戦いが強いられることになったのだ。移籍後の2試合でベンチスタートだった八村だが、ジェームズの代わりにスターティングラインナップに入ることも十分に考えられる。 たとえ控えだったとしても、これまで以上に積極的に得点を狙う必要はあるだろう。主軸不在のなかで、チームを勝利に導くパフォーマンスを披露できればチームの信頼をグッと掴めるはずだ。
ネッツでは渡邊以外に、カイリー・アービングの活躍に期待したい。アービングは直近6試合全てで30点超えと現在絶好調。デュラントの負傷離脱後は、FG(フィールドゴール)試投数がシーズン平均よりも約4本増加、フリースロー試投数も増加するなどアタックモードに突入しており、ネッツのオフェンスを一手に担っている。
また、今季は試合終盤での活躍が凄まじい。第4クォーターの平均得点(9.6点)はリーグトップ。29日のニューヨーク・ニックス戦でも、同クォーターに21点と爆発して勝利を呼び込んだ。アービングがFG成功率50%以上を記録した試合で、ネッツは13勝5敗と7割を越える勝率を誇る。その活躍が勝敗に直結しているのは間違いなく、特に接戦となった場合はそのクラッチ力に注目だ。
ベンチプレイヤーの活躍も見過ごせない。レイカーズはラッセル・ウェストブルックをシックスマンに据えた今季、セカンドユニットの平均得点はリーグ6位の39.7点と高水準だ。八村のレイカーズデビューとなったサンアントニオ・スパーズ戦でも、実に52点をベンチメンバーで取り勝利に繋げている。 一方ネッツは、ベンチの平均得点ではリーグ19位の33.4だが、3ポイント成功率は49.5%の渡邊を筆頭にベンチ全体でリーグ1位の39.4%を記録している。さらにベンチのディフェンシブレーティングもリーグ4位と、試合に大きなインパクトを与える存在となっている。チームの総合力が試される一戦で、果たして勝利を掴むのはどちらのチームか。 ■【THE MATCHUP】ロサンゼルス・レイカーズ対ブルックリン・ネッツ 日時:日本時間1月31日(火)午前9時30分(配信は午前9時10分開始) 会場:バークレイズ・センター 解説:佐々木クリス / 実況:加藤暁 視聴可能プラン:LEAGUE PASS
レイカーズとネッツ、みなさんはどちらのチームが勝利すると思いますか? また、八村選手や渡邊選手などに期待するプレイなど、ぜひコメントでお聞かせください!