ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズはNBA20年目の38歳となったが、リーグトップクラスのプレイを続けている。不滅だと思われたカリーム・アブドゥル・ジャバーの通算得点記録更新も射程圏に捉えており、英雄ダーク・ノビツキー(元ダラス・マーベリックス)も“キング”を称賛している。 2003年のドラフト全体1位指名でNBA入りしたジェームズはこれまで歴代11位となる1394試合に出場して、カール・マローン(3万6928得点)やコービー・ブライアント(3万3643得点)、マイケル・ジョーダン(3万2292得点)といった名立たるレジェンドたちを抑えて、通算得点で歴代2位(3万7860得点)につける。『ニューヨーク・タイムズ』のマーク・スタイン記者が伝えた。 1984年からアンタッチャブルな記録とされてきた、1位のカリーム・アブドゥル・ジャバー(通算3万8387得点)まであと527得点に迫っており、怪我さえなければ今シーズン中の到達が濃厚だ。 通算得点で歴代6位(3万1560得点)を誇り、2011年のNBAファイナルでジェームズ(当時マイアミ・ヒート所属)と対戦した経験を持つ英雄ノビツキーは、ジェームズの功績に敬意を表している。 「彼が20年目でこのようなプレイをできていることは素晴らしい。あの能力と情熱は信じられない。私はマイケル・ジョーダンがGOAT(史上最高の選手)だと言っている。でも、通算得点記録でカリームを上回るとなれば、マイケルが最高だという話も変わってくるだろう。15歳でキングと呼ばれ、どのように成長してきたか、これまでプレイでどのような影響を与えてきたか、私は常に話してきた。本当に特別なアスリートだ。(GOAT論争に関して言えば)彼の今のプレイレベルを見て評価する必要があると思う」 ジェームズも、ノビツキーについて昨年12月に「ダークはレジェンドであり、史上最高のインターナショナルプレイヤーだと思う。マヌ(ジノビリ)と同列だ」と称賛していたが、その偉大な存在から太鼓判を受ける形となった。